簡潔明瞭で内容が伝わりやすい文章はどう書くか?どんな文書にも適用できる文章力を強化する技術を、文書の構成や文の構造にも踏み込みながら添削も含めて指導します!
第1講 書く心がまえと文書の構成
<趣旨>
文章力は、ビジネスパーソンが円滑に仕事を進めていくうえで欠かせない基本スキルです。「文章をもっとうまく書けたら仕事がはかどるのに」と思っているビジネスパーソンも多いことでしょう。
では、文章の上手下手は何によって変わるのでしょうか。その多くは、書く前の心がまえと文書の構成技術にあります。
本講では、文章の質を大きく左右するこれらの考え方や技術を取り上げます。
<プログラム>
1.書き始める前に
・文章を書く心がまえ
・情報が伝わりやすい文章
・文書の目的・テーマ
・読み手に対する配慮
・情報収集
2.文書の構成
・文書のわかりやすさを決める構成
・文書の基本構成
・論文の構成
・ロジカルな文章展開とは?
【演習問題】
第2講 文書の目次・段落・箇条書き
<趣旨>
文書の構成が決まったら、目次を作成し本文を埋めて文書としてまとめていきます。その過程で大事になるのが、段落の設け方や箇条書きの書き方です。これらが適切に扱われていれば、文書の読みやすさは格段に向上します。
本講では、個々の文を書き進める前に理解しておくべきこれらの技術を取り上げます。
<プログラム>
1.目次の作成
・ボトムアップの目次作成
・トップダウンの目次作成
・目次から文章への展開
・文書を読みやすくする見出し
2. 見出しの階層の役割・効果
・見出しの階層の設け方
・小見出しの効果
・小見出しの位置づけ
・ブロック見出しの活用
・見出しと本文の関係
・リード文の役割と効果
3.段落の設け方と展開の仕方
・段落の基本
・段落の構成
・段落の展開
4.箇条書きの活用・形式
・箇条書きの活用
・箇条書きのポイント
・箇条書きの形式
【演習問題】
第3講 簡潔でわかりやすい文章
<趣旨>
構成や目次が適切であったとしても、本文を形作る個々の文に不備があっては決してわかりやすい文書にはなりません。
本講では、簡潔でわかりやすい文を書くための具体的な技術を取り上げます。
<プログラム>
1.文章の基本
・日本語に対する多様な視点
・文の構造3パターン
2.簡潔で明快な文
・文の長さ
・文を長くしない工夫
・長い修飾部・挿入句の扱い
・「なる」型表現の言い換え
・簡潔で明快な文にするためのポイント
3.わかりやすい文
・必要な主語と省略できる主語
・主語と述語の対応
・主語と述語の位置
・否定的な表現と肯定文
・読点によるわかりやすさ
・指示語の使用基準
・「はが」構文の回避
・「場合」と「とき」の使い分け
・読み手の視点に立った文章
4.正確に伝わる文
・複数の解釈ができる文の言い換え
・修飾語の位置
・全体否定と部分否定
・文・文章のパラレリズム
第3講補足[文章関連技術]
・注、引用、引用注、転載、参考文献の記載
・専門用語の解説
・略語の表現
・図表による補足
・文書作成のためのフレームワーク
【演習問題】