原理だけでなく実務使用における測定技術や応用技術、ノウハウを解説!
1.赤外分光法の基本原理
2.赤外分光法発展の歴史
3.赤外分光法の特徴
4.検出器
4.1 TGS、DTGSの特徴
4.2 MCTの特徴
5.代表的な測定法
5.1 透過法
5.2 全反射法(ATR法)
5.3 拡散反射法
5.4 正反射法
5.5 光音響分光法
5.6 ガスセル
5.7 測定方法のまとめ
6.顕微赤外分光法
6.1 顕微ATR法
6.2 顕微イメージング、マッピング
7.ラマン分光法との違い
8.ATR結晶等の取扱いや毒劇物対応
【演習問題】
1.赤外スペクトルの概要
2.主な吸収帯
2.1 赤外活性な主な振動モード
2.2 主な振動モードの波数分布
3.代表的な官能基の帰属
4.赤外スペクトルの見方、同定解析
4.1 赤外スペクトルの構造敏感性と複雑性
4.2 赤外スペクトルにおける指紋領域の利用
4.3 カルボニル基の判別
5.特徴的な吸収帯を用いた系統同定
6.同定のためのピークの帰属のポイントと注意点
7.定量分析と検量線の使い方
8.内標準法による試料間比較
9.ATR測定で試料間比較(ピーク強度比法)
10.大気成分補正
11.スペクトルの処理
11.1 ベースライン補正
11.2 スムージング
12.ベースライン
13.ピーク高さとピーク面積
14.混合物の解析
14.1 ピーク分離
14.2 差スペクトル法
14.3 他手法との組み合わせ
【演習問題】
1.各種試料の測定
1.1 フィルム
1.2 粉体
1.3 バルク
1.4 液体
1.5 異物・微小物
1.6 繊維
1.7 汚染・表面付着物
1.8 黒色試料
1.9 結晶構造等の高次構造変化
1.9.1 融解
1.9.2 配向
1.9.3 その他
2.様々な分析
2.1 バルク分析(試料全体の情報を得る)
2.2 表面分析
2.3 深さ方向分析
2.3.1 断面
2.3.2 斜め切削法
2.3.3 研磨法
2.3.4 角度可変ATR測定
2.4 温度可変測定
3.測定における注意点と対策
3.1 ATRにおける異常分散
3.2 ATRにおける試料変形の影響1
3.3 ATRのおける試料変形の影響2
3.4 KBr錠剤法における試料変質
3.5 KBr錠剤法における粒度の影響
4.事例
5.フィルム上汚染(シリコーン)
6.樹脂劣化の深さ方向分析
7.ポリイミドの表面改質
【演習問題】