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故障解析、信頼性設計・予測・管理、安全設計と安全性の確保、品質保証プロセス改善などに取り組むための土台をつくる!

技術者・研究者が知っておくべき信頼性工学の基礎入門講座

~品質の考え方からFMEA・加速試験の基本まで~

通信講座概要

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略称
信頼性工学
通信講座No.
ce190503
開催日
2019年05月13日(月)
講師
元・富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株) 原田 文明 氏
価格
1名で受講した場合: 49,980円(税込)
2名で受講した場合: 49,980円(税込)
3名で受講した場合: 64,800円(税込)
※4名以上で受講される場合はお問い合わせ下さい。
価格関連備考
1口2名まで49,980円(税込)
※同一法人より3名以上受講の場合、1名につき21,600円(税込)でご受講いただけます。
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。  
スケジュール
5月13日(月) 第1講 テキスト配本
6月13日(木) 第1講 演習問題回答締切(必着)  第2講テキスト配本
7月16日(火) 第2講 演習問題回答締切(必着)  第3講テキスト配本
8月16日(近) 第3講 演習問題回答締切(必着)
9月9日(月) 修了書送付  
趣旨
 Made in Japanの品質は世界的に評価されていますが、近年はデータの偽装など、その足元の品質に対する信頼が揺らいでいます。
 自分(自社)の製品の「品質」を問われて、正確に、簡略に答えることは簡単ではありません。「品質」はお客様の持つ要求や期待のことで、安全やデザインの良さなど多くの性質を包含したものと言えます。こうした中で「信頼性」は「時間」「使用環境」と云う要素を持ち、「何時でも何処でも」お客様の期待を満足する性質です。いわば「丈夫で長持ち」といって良く、使い終わった後も安全に、環境にやさしい製品であることが求められるようになっています。
 近年では信頼性(Reliability)だけでなく、安全や保全性、セキュリティなど安心して依存できる性質が求められます。これをディペンダビリティ(Dependability)と呼び、総合信頼性という訳語を充てますが、製品のライフサイクルを通じて起こることを予測して、改善していくことが不可欠となっています。
 信頼性を含む総合信頼性の不具合は、良品の製品が使用期間中に要求達成能力を失うことで発生するものです。こうした時間に依存する性質は、設計段階でなければ実現できないものです。そこで不具合に至るメカニズムやストレスの知識、過去の不具合の再発防止や新しい市場での予測に基づくリスクアセスメント等の組織的活動が必要となるのです。総合信頼性を確保するには、時間の経過で故障となるメカニズムを扱う信頼性の技法が欠かせません。
 この通信教育では、自分の技術力、商品開発力に生かす信頼性の知識習得を狙っています。「丈夫で長持ち」「安心して使うことが出来る」製品を作るために、まず品質保証とはなにか、信頼性とは何かについて、自分の製品を例に再構築できることを狙っています。そのうえで信頼性試験の役割、代表的なサンプル数の決め方、また試験規模や加速試験の考え方と注意点、データ解析方法、故障モデル等々、幅広く紹介します。また、信頼性づくりの基本は、予測して問題を起こさない設計をすることです。そこで「品質問題の未然防止と予測手法」として再発防止と未然防止の違いと進め方、また代表的な解析手法としてFMEAとFTAを紹介していきます。このように、手法の説明もさることながら、なぜ、こうした解析や試験が必要なのかを理解し、信頼性の基礎知識を広く習得してもらうことを狙っています。
 信頼性は設計で決まります。そのため、お客様のところで不具合を発生させないための、沢山の人の知恵の集約が必要となります。主に第2講、第3講で紹介する実際の手法は、残念ながら形骸化して「形だけの××」となって信頼性改善に十分貢献できていないという例も多くあります。そこで、この教育では理論的な説明を最小限にして、技法の狙いや目的、計画、実施段階で必要とされるアクションと注意点、手法の限界と云った内容の紹介を中心としました。
 この通信教育の狙いは、自分の製品を信頼性あるいはDependability(総合信頼性)の視点で再定義し、信頼性の作り込み、改善の糸口を見つけるために自分で考える人材になってもらうものです。テキストを見ながらの自学習は時間が自由になる半面、モチベーションを維持するのは大変です。そこで時間的なギャップがあっても再開可能なように、複雑な理論、数式はなるべく使わないで理解できるようにしています。ここで学んだ内容を基に、より自分の製品の特徴にあった形で、解析手法を自分のものにしてくという、継続的な能力開発の為のトリガーとなれば幸いです。
   
プログラム
【第1講】
 「信頼性工学の基礎(メーカー社員に必要な考え方など)」
◆プログラム
 ・「品質」はなぜ企業の競争力となるのか  -技術一筋では難しい理由
 ・「品質の保証」と信頼性  -時間に依存する品質をどう保証するのか
 ・「信頼性」のもつ大切な特徴  -検査や試験で頑張っても無理な理由
 ・「固有」の信頼性と「市場」の信頼性  -設計出来る信頼性と出来ない信頼性
 ・信頼性の基礎知識と測り方  -故障率と寿命の違いと時間の関数
 ・製品のライフと故障  -故障の概念と製品ライフ
 ・信頼性の設計とその特徴  -設計審査や 信頼性試験が必要な理由
 ・信頼性からディペンダビリティへ  -対象の拡大と「安全性」との類似点/相違点
◆演習
◆サブテキスト「品質の保証と管理」

【第2講】
 「信頼性評価・試験とデータ解析(評価の役割とデータ解析を中心に)」
◆プログラム
 ・信頼性の設計と評価の役割  -信頼性の評価はなぜ必要なのか
 ・信頼性の評価と試験  -信頼性試験は合否判定が目的ではない
 ・2つの信頼性試験  -定型的な試験と非定形試験の使い分け
 ・信頼性データの特徴と解析方法  -特徴を知れば大胆/慎重になれる
 ・信頼性で用いる分布  -分布の力を借りるということ
 ・試験規模の決め方  -最小の試験規模の決め方
 ・サンプル数の決め方  -いくつあれば大丈夫・・なんて数は無い
 ・ワイブル解析のパラメータ推定  -解析の方法とパラメータが意味するところ
 ・不完全データの解析  -試験が終わらない時の為に
◆演習
◆サブテキスト「信頼性の話」

【第3講】
 「品質問題未然防止と予測手法(加速試験とその意義から、予測手法と再発防止へ)」
◆プログラム
 ・信頼性の問題は何処で発生  -発生する理由は結構同じ 
 ・再発防止の考え方  -再発するには理由があるということ
 ・再発防止と未然防止  -「似てるけど違う」「違うけど深い関係」 
 ・品質問題の未然防止はなぜ必要 -叩き大工では生き残れない
 ・未然防止の手法 -過去の知識をどう使う
 ・品質問題の予測手法  -FMEAやFTA 
 ・信頼性改善とFMEA/FTAの基礎  -予測の基本はリスクアセスメント
 ・FMEAの進め方とポイント  -なんでFMEAやるの?
 ・FTAの進め方とポイント  -なんでFTAやるの?
 ・加速試験とその応用  -短時間に試験を終わらせる方法
 ・加速試験に使う代表的なモデル  -物理的な意味が分かればモデルも生きる
 ・加速試験の限界と注意点  -過度の期待をしないために
◆演習
◆サブテキスト「再発防止の話」
   
キーワード
信頼性,加速試験,FMEA,FTA,ワイブル,故障,解析,品質,保証,未然,防止,通信教育,通信講座  
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