経済性工学の実践講座
~Excel 演習付き~

※受付を終了しました。

通信講座概要
略称
経済性工学
通信講座No.
ce191101
開催日
2019年11月15日(金)
講師
ぷろえんじにあ  代表  粕谷 茂 氏 (機械・総監技術士)

 山口大学 高度ものづくり特別講義 講師
 神奈川県 開発アドバイザー(水素・燃料電池)
 神奈川産業振興センター設備診断アドバイザー
 韓日技術協力財団技術アドバイザー
講師の経歴
<略歴>
・ソニー株式会社にて、ウォークマン、TV&VTR、産業用ロボットの開発、半導体生産システムの開発
・富士ゼロックス株式会社にて、プリンタ生産システム開発、人材開発戦略、教育講座企画、TRIZの普及活動
・ぷろえんじにあを設立し、技術及び人財開発支援、大学講師、NEDO・ものづくり補助金・高度化事業評価委員
<主な著書等>
・SEのスピード発想術(技術評論社)
・図解これで使えるTRIZ/USIT(JMAM) 
・プロエンジニア -コンピテンシー 構築の極意-(テクノ)
・日刊工業新聞、ものづくりドットコム等の記事
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※2019年10月1日以降に開催される通信講座の受講料は、お申込みいただく時期に関わらず消費税が10%になります。
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
11月15日(金) 開講 第1講テキスト発送
12月17日(火) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
1月16日(木) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
2月17日(月) 第3講 演習問題回答締切(必着)
3月9日(月) 修了書送付予定

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft Word、 Excel(Microsoft Office2007~2016)形式で、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
 経済性工学には、費用対効果、損得計算、意思決定のための経済性分析などとも表現されています。不確実性の時代には、技術者が成果を確かなものにするための差別化スキルになります。第1講はその前段階のR&Dの評価法及び経済性工学の概要を、第2講は技術者がおさえておくべき会計知識及び経済性工学のエッセンスを、第3講は現場でよく出くわすケーススタディを取り上げました。
 最初に断っておきますが、一本釣りした研究開発テーマだけを計算してもあまり意味がありません。いくつかの代替案を示し、どの案の利益が大きいかで判断することに価値があります。そして、リスクがある場合には、感度分析として試せば最適な意思決定に繋がります。
プログラム

第1講 研究・技術者のための経済性工学の基礎
   ~経済性工学の真の狙いと原理原則のあらまし~

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<趣旨>
 第1講は経済性工学の基礎知識として、その前段階のR&Dの評価法及び経済性工学の概要を学びます。多少分からないところがあったとしても、損得計算の考え方を俯瞰的に捉えてください。
 第2講及び第3講の詳細のケーススタディで分かりにくかった箇所が理解できるようになると思います。なぜなら、第2講及び第3講では、入門者にも分りやすくまとめた図を多く用いているためです。繰り返し繰り返し読みこんでください。
<プログラム>
はじめに
1.R&Dを定量評価するには
 1.1 企業の目標とは
 1.2 R&Dの定量的評価
2.経済性工学とは
 2.1 フリー・キャッシュフローとは
 2.2 経済性工学の真の意味
 2.3 よくある間違い
 2.4 経済性工学の活用場面
3.経済性工学の原理原則
 3.1 投資効果算出の意味
 3.2 資本コスト
 3.3 経済性工学(損得計算)の原理原則
4.Excelでの算出ロジック
 4.1 正味現在価値法(NPV: Net Present Value)
 4.2 内部収益率法(IRR: Internal Rate of Return)
 4.3 投資回収期間法(Payback)

【演習問題】 

第2講 研究・技術者のための経済性工学の応用
    ~これだけは外せないコストマネジメント~

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<趣旨>
 エンジニアといえども企業の従業員の方がほとんどです。企業が成熟期になるとコスト競争が命題となります。そのためには、コストマネジメントの基本知識をおさえましょう。
 この経済性工学講座は、千住鎮雄先生の「経済性工学の基礎」及び「経済性工学の応用」がバイブルです。会計知識部分については、「人事屋が書いた経理の本(協和発酵編)」を参考に分かりやすく整理しなおしました。。もし分からない箇所があっても、繰り返し読むと分かってきます。
<プログラム>
はじめに
1.これだけは外せないコストマネジメント
 1.1 コストとは(B/L、P/L からの視点)
 1.2 財務3表の概要を知っておこう
  1.2.1 B/SとP/Lとは何か
  1.2.2 B/S(貸借対照表)の構造
  1.2.3 B/S(貸借対照表)資産の部の詳細
  1.2.4 在庫とその低減策
 1.3 会計の本質
  1.3.1 会計とはお風呂である
  1.3.2 会計とは、財布の中身である
 1.4 製造原価とは
2.どちらが有利か
 2.1 付加価値とは
 2.2 損益分岐点分析
 2.3直接原価計算と限界利益
 2.4 プロダクトミックス
 2.5 手余りと手不足問題
  2.5.1 手余りと手不足問題とは
  2.5.2 手余りと手不足問題例題

【演習問題】

第3講 研究・技術者のための経済性工学の事例研究
    ~日常業務でよくあるケースからエッセンスを学ぶ~
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<趣旨>
 研究及び技術開発を定量的に評価する問題意識は、非常に高くなっています。例えば、「粗利益が出ない受注は止めた方が良い。」「利益の出ない製品は廃止した方が良い。」「社内製造原価より外注が安ければ外製する。」の判断は正しいのでしょうか。
 ここでは、正しい経済計算ができるように経済性工学の原理原則をおさえて大きな損失を回避します。収益性のより高い案を追求するための原理原則と技法である経済性工学を、演習とExcelソフトの活用を使って学びます。よくある事例を選び、ケーススタディ及び演習を作成しました。これらをフレームワークとしてみなさんのテーマに置き換え、ROIシミュレーターにインプットし分析してみてください。
<プログラム>
はじめに
1.現場で使うための経済性工学の詳細解説
 1.1 損得計算の意味
 1.2 現価、年価、終価とは
 1.3 経済性工学の原理原則
 1.4 正味現在価値法 NPV
 1.5 内部収益率法 IRR
 1.6 投資回収期間法
 1.7 投資効果測定法の特徴
2.業務テーマの例題
 2.1 例題1 フリーキャッシュフローによるDCF法
 2.2 例題2 設備の取替問題と財務会計上の損失

【演習問題】 
 
キーワード
経済性工学,費用対効果,損得計算,分析,コストマネジメント,損益分岐点,原価計算,講座
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