表面・界面の真の姿を知るためのアプローチ法と分析、解析の方法を中心にして、事例を解説!

接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法

※受付を終了しました。

通信講座概要
略称
接着制御解析
通信講座No.
ce200601
開催日
2020年06月19日(金)
講師
ジャパン・リサーチ・ラボ 代表 博士(工学) 奥村 治樹 氏
兼 大阪産業大学 情報システム学科 非常勤講師
  京都産業21 相談員
  滋賀県産業支援プラザ 相談員
  知財管理技能士

【専 門】
表面・界面、接着、高分子、ナノ粒子、分析、ハイブリッド材料、人材育成、戦略策定、
組織マネジメント 等
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
スケジュール
6月19日(金) 第1講 テキスト配本
7月20日(月) 第1講 演習問題回答締切(必着)  第2講テキスト配本
8月20日(木) 第2講 演習問題回答締切(必着)  第3講テキスト配本
9月18日(金) 第3講 演習問題回答締切(必着)
10月14日(水) 修了書送付
趣旨
あらゆる工業分野で、接着技術は様々な用途、場面で用いられており、現代において必要不可欠なものの一つとなっている。また、文字通りの接着はもちろん、メッキや塗膜などの膜形成も接着技術の応用であると言える。すなわち、材料特性や製品性能を左右するのが接着技術であり、接着技術を支配することはあらゆる分野の基盤であると言える。そして、その接着と表裏一体のものとして扱わなければならいのが剥離である。接着や剥離現象を制御するためには、その表面や界面の状態や構造・特性を把握することが必要不可欠であるが、その重要度にもかかわらず、表面や界面の真の姿を知ることは容易ではない。
本講座では、接着・剥離のメカニズムとその制御における表面・界面の真の姿を知るためのアプローチ法と分析、解析の方法を中心にして、事例も交えながら詳細に解説を行う。

【受講対象】
様々な分野において接着技術に関わる若手から中堅、管理者まで、R&Dを中心に、技術系人材

【受講によって得られる知識・スキル】
・接着、剥離の基礎及びメカニズムモデルの理解
・接着、剥離解析のための分析、評価技術
・接着、剥離にかかわる問題解決の考え方
・接着、剥離にかかわる表面、界面の解析アプローチ
 等
プログラム

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第1講 接着分析の考え方
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1. 諸言
2. 接着とは
3. 接着を生む力
4. 接着・剥離分析の考え方
  4-1 接着因子と評価法
  4-2 接着解析のフェーズ
  4-3 剥離パターンの分類
  4-4 接着剥離要因
5. 接着不良・剥離解析アプローチ
  5-1 解析アプローチ
  5-2 解決アプローチ
  5-3 初期観察の重要性
  5-4 代表的機器分析と用途
  5-5 構造解析アプローチ
  5-6 要因解析の考え方
  5-7 モデル試験の考え方
6. 不良解析のステップ
  6-1 不良解析のファーストステップ
  6-2 不良解析のセカンドステップ
  6-3 剥離パターンによる分析アプローチ
  6-4 原因究明と対策アプローチ
  6-5 不良要因仮説のフェーズ
  6-6 メカニズム解明の実際
  6-7 樹脂金属接着パターン
7.結語
8.演習

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第2講 接着分析に用いる分析手法
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1. 諸言
2. 接着分析に用いる分析手法
  2-1 X線光電子分光法(XPS、ESCA)
  2-2 オージェ電子分光法(AES)
  2-3 X線マイクロアナライザ(EPMA)
  2-4 フーリエ赤外分光法(FTIR)
  2-5 飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)
  2-6 走査型電子顕微鏡(SEM)
  2-7 原子間力顕微鏡(AFM
3. 結語
4.演習

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第3講 接着分析事例ケーススタディー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1. 諸言
2. 分析対象例
  2-1 シランカップリング剤
  2-2 樹脂/金属接着
  2-3 界面分析
3. 事例(ケーススタディー)
  3-1 紫外線前処理による化学構造変化(XPS)
  3-2 紫外線前処理による化学構造変化(TOF-SIMS)
  3-3 アルカリ前処理による化学構造変化解析
  3-4 ポリイミド/銅界面の解析
4. 結語
5. まとめ
6.演習

キーワード
接着,粘着,界面,表面,研修,通信教育
フリーワード検索