1958年1月北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理を実践中。 食品安全教育研究所 代表
これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハムソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け総菜工場、玉子加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数。
【著 書】
『激安食品が30年後の日本を滅ぼす!』辰巳出版
『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます』東洋経済新報社
『スーパーの裏側 安全でおいしい食品を選ぶために』東洋経済新報社
『放射能汚染食品、これが専門家8人の食べ方、選び方』 東洋経済新報社
『日本の農業は風評被害に負けない』(株)アスキー・メディアワークス
『“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実』(株)アスキー・メディアワークス
『ビジュアル図解 食品工場の点検と監査 』同文舘出版
『ビジュアル図解 食品工場の品質管理』同文舘出版
『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』同文舘出版
『図解入門ビジネス 最新食品工場の衛生と危機管理がよ~くわかる本』
『食品販売の衛生と危機管理がよ~くわかる本』秀和システム
[一般価格]
1名で受講した場合:
44,000円
(本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:
55,000円
(本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:
66,000円
(本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:
22,000円
(本体価格:20,000円)
[会員価格]
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※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
11月17日(火) 第1講 テキスト配本
12月17日(木) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト配本
1月18日(月) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト配本
2月18日(木) 第3講 演習問題回答締切(必着)
3月15日(月) 修了書送付
2020年に新型コロナウイルスが流行し、感染症対策で、マスク、除菌剤などが不足し、食品工場の売上、運営にも大きな影響がでました。新しい感染症などは、これからも発生する事が考えられます。企業の運営は、常に起こりうる事を想定し、事前に対策、準備を行っておくことが必要です。
大きな事故などが治まれば、つい、喉元過ぎればと、対策を忘れがちになってしまいます。
本講座は、世界的な流通業でロスプリベンション(Loss prevention)(損害・損失防止)部門で業務をしていた、著者が、各項目に対して、基本的な考え方と、具体的な対策を含めて解説します。
製品クレームに対応する、品質管理の担当者、安全担当の総務の担当者、お客様からの問い合わせに対応する、広報の担当者などが、危機管理の基本を学べる内容です。
第1講 感染症対策を中心に危機管理の基本を考える
<趣旨>
起こりうる危機とは何か、どんな危機が起きても、想定外と思わないための、考え方について解説します。特に新型コロナウイルス等の感染症に対して、集団感染を起こさないための考え方、何を備えておけばいいか等を具体的に解説します。
また、インターネット普及に伴い、新商品などの情報発信を行い、売上につなげることも出来ますが、たった一枚の写真で、工場閉鎖につながる可能性も出てきました。
誰もが、発信できる情報をどう管理していく必要があるかについて解説します。
<プログラム>
1.危機管理の基本
1-1 想定外を無くするために(24時間×365日考える必要性)
・情報は透明性が必要
・想定外と言う言葉は無い 常に想定し対応出来ることが必要
・危機管理の担当者を明確にする
・初期対応→ チェック表 → 備品リスト
2.感染症対策
2-1 個人衛生管理について
・家庭で考えて見る
・出勤前の確認
2-2 出勤時の管理について
・工場の入場方法
2-3 トイレ、食堂、更衣室について
・トイレが何カ所あるか
・トイレに入るときの服装
・トイレ掃除
・食堂
・更衣室
2-4 郵便物、宅配便の取り扱いについて
・表面の殺菌を行っているか
・リストを作成しているか
・開封し、確認後担当者に渡す必要性
3.インターネット上の問題
3-1 携帯電話の取り扱いについて
3-2 SNS等の取り扱いにについて
・口に戸は立てられない
3-3 ネット上の確認、対策について
【演習問題】
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第2講 従業員の安全を常に考える必要性について
<趣旨>
早朝の地震の発生時に、従業員への連絡はどうすべきか、操業時に於ける地震発生時はどのように対応すべきか、停電、地震、火災、あらゆる災害を想定し、従業員の安全を確保するための対策について解説します。
また、従業員同士の盗難、駐車場での事故の発生した場合に備えて、日常的に何を準備すべきか、解説します。
<プログラム>
1.天災 地震 水害等
1-1 従業員への連絡について
・工場の中に誰がいるのか
1-2 安否確認について
1-3 発生時の対応について
2.人身事故
2-1 労災発生時の対応
・チェックする必要性
・労災を防ぐ原理原則
・労災が発生したときの準備
3.車両事故
3-1 敷地内の事故について
3-2 通勤中の事故について
4.盗難、強盗、詐欺
4-1 従業員の持ち物について
・あなたは手ぶらで出勤していますか
・パソコンなどの持ち出し禁止
4-2 金券の管理について
・従業員同士の詐欺など
5.脅迫、恐喝、不審物
5-1 電話対応について
・恐喝かどうかを判断するために
5-2 宅配便などの受付について
・不審物の確認
6.労働問題
6-1 就業規則について
6-2 労働時間について
・有給の考え方
・賞与の金額に透明性があるか
7.企業内犯罪
7-1 内部監査について
8.人権問題
8-1 LGBTの考え方について
8-2 外国人労働者について
9.感染症等の海外リスク
9-1 情報の収集方法について
【演習問題】
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第3講 商品クレームから、お客様の安全を考える
<趣旨>
安易につけた商品名が他社で商標登録されていたなどのクレームから、クレーム受付の対応方法、本来のクレーム受付のあるべき姿の基本を改めて解説します。
使用している原材料の動物愛護について、考えた事がありますか。フォアグラを安易に使用すると発売停止に追い込まれた事例もあります。動物愛護について、世界の流れを解説します。
<プログラム>
1.商品トラブル、クレーム、苦情
1-1 クレーム処理について
・24時間以内に回収が必要
1-2 市場回収について
・ウインナーの再利用について
1-3 PL保険での対応について
2.有症クレーム
2-1 食中毒を出さないこと
・日常的に教育が必要
・作業者からの汚染を防ぐ
・賞味期限、消費期限前に変質しないこと
3.鼠、ゴキブリ等のクレーム
・現物確認が必要
・作業場の中に巣を作らせない
・一週間に一度は確認する
・流通で使用した段ボールを作業場に持ち込まない
3-1 鼠の対応について
・工場で捕獲されてはならない
・ねずみは被害が大きい
・ねずみが生息出来ない環境
・ラットサインを見つける
・巣を作らせません
3-2 ゴキブリの対応について
・歩行昆虫の対処方法
・捕獲実績が無い事が必須
・ゴキブリが巣を作れない環境作り
・ゴキブリを作業場内に持ち込まない
3-3 その他ペストクレームについて
・飛翔昆虫の対処方法
・段ボール箱を持ち込んでいないか
4.停電、設備トラブル
4-1 生産設備のバックアップ体制について
4-2 自家発電機について
5.動物愛護
5-1 動物愛護の考え方について
・ノンゲージ
・意識があるままの最後
6.環境問題
6-1 食品ロスの考え方について
6-2 廃棄物の管理について
7.商標、特許問題
7-1 商品名などの確認について
7-2 製法特許の申請について
【演習問題】
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