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2013年2月に、WBAN(wireless body area network)の規格 IEEE 802.15.6 が承認された。IEEE 802 では通常、400MHz以上の周波数が協議されるが、IEEE 802.15.6 では、搬送波の周波数が21MHzのHBC(human body communication / 人体通信)も併せて検討された。人体通信は、セキュリティ、医療、ヘルスケア、エンターテインメント、交通インフラ、そしてインターネットとの接続を意識したウエアラブル機器間通信へと広い分野での応用が期待されている。また、高齢化社会を迎えている日本や韓国において、一人住まいの高齢者が、在宅で安心して生活できる環境を作るため、人体通信の在宅介護への導入の研究が盛んに行われている。
人体通信は近距離無線通信の一つですあるが、従来の無線通信技術との差がわからないという声を耳にする。そこで、本セミナーでは人体通信の基礎から実践的な設計、製品化における問題点の解決策、期待される市場や応用について解説する。