鉄筋コンクリート構造物の劣化とそのメカニズムを解説した上で、強度、基礎物性、劣化度に関する既存の非破壊試験・微破壊試験を紹介し、その現状を解説する!

鉄筋コンクリート構造物の劣化と維持管理上の検査方法

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
コンクリート
セミナーNo.
141133
開催日時
2014年11月21日(金) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第5展示室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
講座の内容
趣旨
 平成24年12月、中央自動車道・笹子トンネルで発生した天井板崩落事故を受け、コンクリート構造物の劣化に関心が持たれるとともに、維持管理のあり方が問われている。
 近年、「スクラップ&ビルド」から「超寿命化・資源循環型社会の構築」への移行にあたり、鉄筋コンクリート実構造物の「診断」に関する関心から、実に多くの非破壊試験・微破壊試験が考案・整備されてきた。コンクリートコアによって得られた試験結果は、信頼性が高いものの、小規模ではあるが破壊試験である。大がかりな作業や補修を伴い、それがまた高価な費用負担につながり、多数のデータを得ることはできず、点としての情報となることが多い。しかし、非破壊試験、僅かな破壊を許容する微破壊試験によれば解決が可能である。しかしながら、非破壊試験、微破壊試験は万能ではなく、精度の良さを第一に考えて、最後は破壊試験に頼らざるを得ないことも多いのも実態である。非破壊や微破壊試験といった試験方法は、その名だけをみれば破壊を極力小さくした試験方法となるが、普遍的な物性値をストレートに近い状態で試験できる場合はいいとして、その重要な勘所は、その物性値に関連深いコンクリートの他の物性を測定することにより類推できるかである。だから必然的に万能ではない。更なる試験方法の開発・発展の重要性もさることながら、使用者の既存の試験方法に対する理解が極めて重要である。
 ここでは、鉄筋コンクリート構造物の劣化とそのメカニズムを解説した上で、強度、基礎物性、劣化度に関する既存の非破壊試験・微破壊試験を紹介し、その現状を解説するものである。
プログラム
1.はじめに
2.コンクリート

 (1)材料と組成
 (2)水和-水和と組織変化・強度発現-
 (3)養生
3.鉄筋コンクリート構造物を取り巻く外的劣化因子とそれらによる劣化現象
 (1) 鉄筋コンクリート構造物を取り巻く外的劣化因子
 (2)中性化による鉄筋腐食とコンクリートの剥落
 (3)塩害による鉄筋腐食とコンクリートの剥落
 (4)アルカリシリカ反応による劣化
 (5)化学的侵食・溶脱
 (6)火害
4.仕上げ材による鉄筋コンクリート構造物の保護効果
 (1)仕上げ材の種類と効果
 (2)仕上げ材の劣化
5.維持管理上の試験-非破壊・微破壊試験を中心に-
 (1)強度
 (2)耐久性
  ・かぶり厚
  ・表層品質
  ・中性化
  ・塩害
  ・凍害
  ・アルカリシリカ反応
  ・化学的侵食・溶脱
  ・火害範囲
6.おわりに

【質疑応答・名刺交換】
関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連するタグ
フリーワード検索