高分子絶縁材料の基礎とその評価法
~絶縁破壊のメカニズムと劣化対策~

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セミナー概要
略称
高分子絶縁材料
セミナーNo.
141209
開催日時
2014年12月10日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第1会議室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付
講座の内容
習得できる知識
誘電体、とくに有機高分子絶縁材料、高電圧工学に関する、基礎的知識および先端的知見
 
趣旨
 現代社会のさまざまな処で多用されている有機高分子材料は、電気絶縁にとっても欠くことができない。初めに、絶縁体(誘電体)の主要な性質である誘電性・絶縁性について、基礎的事項を専門外の人にも分かり易く平易に講義します。つぎに、有機高分子絶縁材料を中心に、絶縁性(絶縁破壊と絶縁劣化)、中でも絶縁破壊や劣化のメカニズムを分かり易く講義します。さらに、実用上最も大切なさまざまな絶縁的性質を如何に正しく測るかということに焦点を当てて,測定技術について解説します。
 以上の基礎事項を踏まえて、絶縁破壊や劣化の対策(防止法)に焦点を当てて分かり易く講義していきます。最後に、時間が許す限り、汎用高分子とエンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ、さらに、最近の話題となっている高分子である生分解性高分子や高分子ナノコンポジットの電気的物性を詳しく紹介していきます。
 
プログラム
1.誘電体(絶縁体)とは?
 1-1.誘電体の重要性  ~電気の時代にも,光の時代にも重要~
 1-2.誘電体(絶縁体)のエネルギー構造  ~導体,半導体,絶縁体のちがい~
 1-3.誘電分極  ~サブナノ秒から日以上まで~

2.高分子の絶縁性と導電性
 2-1.電気絶縁材料としての高分子  ~「高分子ならでは」の長所と欠点~
 2-2.電気伝導の基礎理論  ~絶縁材料なのに何故電流が流れるのか~
 2-3.電極よりの電荷注入  ~熱,光,電界はどのように作用するか~
 2-4.誘電体内での電荷の発生  ~電子,正孔はどのように発生するか~
 2-5.空間電荷  ~厄介な空間電荷 ~
 2-6.高分子の導電性  ~「高分子ならでは」の電気伝導~

3.絶縁破壊・劣化とその理論  ~絶縁破壊は何故起こってしまうのか~
 3-1.絶縁破壊メカニズムの種類と破壊過程の違い  ~電子的破壊から純熱的破壊まで~
 3-2.絶縁劣化の種類とそのメカニズム  ~部分放電劣化からトラッキングまで~
 3-3.用途に応じた絶縁破壊や劣化の対策  ~こうすれば絶縁破壊は防げる~
  電界を下げる工夫  破壊を防ぐ知恵    材料選択の考え方

4.導電性、絶縁性の測定技術
 4-1.導電率  ~導電率を正しく測るためには~
 4-2.絶縁破壊電界  ~簡単には測れない真の値~
 4-3.空間電荷  ~最近可能となった空間電荷測定~

5.特殊環境下で使用される高分子絶縁材料
 5-1.耐熱性  ~耐熱性に対する1つの視点~
 5-2.耐放射線性  ~意外な材料が放射線に弱い~

6.高分子の電気絶縁特性の実例
 6-1.汎用高分子とエンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ
 6-2.生分解性高分子
 6-3.高分子ナノコンポジット(有機・無機ナノコンポジット)

[質疑応答]

 
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