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スクリーン印刷法は、高い材料使用効率、大量生産性、安価な設備投資、環境負荷が小さいなど、多くの長所を持っており、特に近年では構成材料の目覚しい進歩や理論の構築により様々な電子部品分野に適用されている。これに伴って要求度も年々高くなっており、50μm以下のファインパターンや±10μm以内の印刷精度といった難易度の高い高細線・高精度のエレクトロニクス分野の製造法としてさらなる進歩が求められている。しかしながらスクリーン印刷は、構成要素が多いために不具合な因子が1つでもあると必ず印刷品質に悪影響が出てしまう工法でもある。
本セミナーでは、スクリーン印刷の基本原理をはじめ、このような厳しい要求に応えることができるような高精度印刷を達成するための各因子の適正条件、プリンタブルエレクトロニクスへの応用例について詳細に解説する。
1.スクリーン印刷法の特徴
2.スクリーン紗の規格、種類について
2-1 スクリーンの規格
2-2 スクリーンの種類
2-3 スクリーン紗の選定基準
3.スクリーン印刷の原理と技術
3-1 版の製造工程
a.紗張り
b.製版
3-2 スクリーン印刷の原理
a.スキージの位置と版の伸びの関係
b.スキージ印圧とスクリーン版の伸びとの関係
c.印圧の定義
d.リフトアップの原理
e.印刷条件の各因子による印刷精度への影響
f.正確な印刷を行うための条件
g.精度補正の考え方
3-3 スクリーン紗の応力-歪み曲線と版の張力
a.スクリーン版の設計の考え方
b.スクリーン紗による適正紗張りテンション
3-4 スクリーン版の分類
3-5 枠について
a.枠強度によるたわみ量
b.枠強度の違いによるテンション経時変化
c.枠強度の違いによる印刷寸法精度
3-6 基材について
3-7 スクリーン紗のバイアス角度とパターンについて
a.パターン被り
b.バイアス角度による印刷の長所と短所
c.直間フィルム乳剤によるニジミ防止
d.印刷画像が滲む場合の対処法
e.印刷画像がカスレる場合の対処法
3-8 スクリーン印刷用のペーストについて
4.プリンタブルエレクトロニクスへの応用例
4-1 太陽電池
4-2 LTCC
4-3 タッチパネル
【質疑応答・名刺交換】