結晶を思い通りに創り出すための工夫を易しく解説!最新動向(結晶多形制御や結晶形態改善などの実践的な話題、最新解析方法など)もわかる!

結晶を晶析操作により思い通りに創り出すためのポイント
~医薬・食品、電池材料など機能性材料開発の分野で活かせます~

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セミナー概要
略称
結晶
セミナーNo.
150113
開催日時
2015年01月19日(月) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館  第5展示室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
趣旨
 結晶化現象を利用した工業操作は、医薬・食品のみならず、電池材料など機能性材料開発の分野で幅広く利用されています。結晶化現象を利用した操作を「晶析」と呼びますが、晶析は「粒子群製造」と「高純度品製造」が同時に実現できる操作です。結晶性物質を取り扱う分野とその機会は多くなってきており、結晶性物質の応用範囲も多様化してきています。そして各分野では対象とする結晶を、思い通りに創り出すための工夫が必要となっています。しかし、結晶性物質を対象とする限り、核化・成長を取り扱う「晶析操作」や、固相の「分析操作」そして「スケールアップ」などは、思い通りの結晶を創製するために必要な技術基盤です。
 そこでこの講演では、結晶粒子群を晶析操作によって思い通りに創り出すための工夫を、晶析のメカニズムの基礎や結晶化現象の解析方法、そして結晶品質の作り込み戦略の観点から易しく解説します。また、結晶多形制御や結晶形態改善などの実践的な話題や、新しいセンサーを用いた解析方法についても概説します。
プログラム
 1.結晶粒子群を創る操作
  -晶析操作で何ができるのか-
  1-1.結晶化で遭遇する問題事例
  1-2.有機合成と工業晶析操作との接点
  1-3.晶析操作の目的と原理
  1-4.工業晶析プロセスの特徴

 2.結晶粒子群が創られるメカニズムを探る
  -結晶化現象をどう整理し理解するのか-
  2-1.結晶が創られる場面での現象論
  2-2.結晶化の推進力と固液平衡
  2-3.核発生速度と成長速度論
  2-4.結晶品質
  2-5.演習で理解する晶析現象

 3.今すぐ役立つ結晶粒子群を創るためのポイント
  -結晶品質に関わる具体的問題解決アプローチ-
  3-1.結晶の粒径分布を思い通りにしたい場合
   3-1-1.粒径分布はいかに決定されるか
   3-1-2.粒径分布の数値的取り扱い
  3-2.安定した結晶を思い通りに創りたい場合
   3-2-1.結晶多形に及ぼす晶析操作因子とは
   3-2-2.結晶多形制御の戦略
  3-3.結晶の外形を思い通りに創りたい場合
   3-3-1.結晶形態に及ぼす晶析操作因子とは
   3-3-2.結晶形態制御の戦略
  3-4.結晶の純度を思い通りに良くしたい場合
  3-5.オイルアウトから結晶を創りたい場合
  3-6.演習で理解する結晶品質の制御

 4.今すぐ役立つ結晶粒子群品質の測定法
  -思い通りに結晶を創るための測定機器の実践的使い方-
  4-1.DSCデータから何を読み取るか
   4-1-1.DSC(示差走査熱量計)でわかること
   4-1-2.DSC測定データの解釈とその応用
  4-2.XRDデータから何を読み取るか
   4-2-1.XRD(粉末X線回折)測定データの意味
   4-2-2.XRD測定データと結晶形態・結晶子径との関連性

 5.思い通りに結晶を創るための晶析操作設計法
  -結晶品質の作り込み戦略を立てるためには-
  5-1.晶析操作の基本戦略
  5-2.晶析操作設計の留意点
    -冷却晶析や非(貧)溶媒添加法-
  5-3.反応を伴う晶析操作の戦略
  5-4.晶析のスケールアップに関わる最近の技術

 6.最新晶析技術紹介
  -最先端のラボで使われている技術を理解する-
  6-1.オンラインセンサー利用技術
  6-2.光学分析(FT-IR、ラマン)利用技術

 7.まとめ
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