幾何公差方式および最大実体公差方式の理論と実践

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セミナー概要
略称
幾何公差方式
セミナーNo.
150120
開催日時
2015年01月21日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第5展示室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
習得できる知識
幾何公差方式とは、形体(点、線、軸線、面、中心面)の単独での、又は相互関係の幾何偏差(形状、姿勢、位置、振れ)の許容値を図面に示す方式のことであります。その方式の詳細な正しい知識を習得できます。また、幾何公差方式の重要性を理解することができます。習得した正しい知識で設計意図(機能要求)を的確に、適切に表現する手法を身につけることが出来ます。
趣旨
現在、幾何公差方式に関してISO(JIS)とASME(米国機械学会規格)の2大規格があります。今回はISO(JIS)による内容がメインです。重要事項(ポイント)は理解の促進と実運用を重視し実用的図例を出来るだけ多く使用して解説致します。また、各章ごとに演習問題で復習して戴きます。

プログラム
[図面の要件・役割]
図面は技術文書であり発注者と受注者間で取り交わす契約書です。
アメリカ、ドイツ、フランスなどに出張して小生の作成した図面で技術的打ち合わせを行う中で図面は技術文書であることのほかに契約書であることを強く認識させられました。図面の内容をもとに両者間で品質、コスト、納期などについて合意するものです。したがって、契約書として、表現、解釈の一義性を有することは当然のことです。この一義性を有するために幾何公差方式は必須のツールです。すなわち、設計意図を適確に表現するために必須のツールということです。

1.公差表示方式の基本原則
 1-1.独立の原則
 1-2.寸法と幾何特性の相互依存性
 1-3.幾何公差方式とは
 1-4.普通公差と寸法の種類

2.データム
 2-1.データム(基準)とは
 2-2.理論的に正確な幾何学的基準と理論的に正確な幾何学的形体
 2-3.データムの設定
 2-4.3平面データム系
 2-5.データムターゲットの使用例
 2-6.データムの選択と優先順位

3.幾何特性
 3-1.幾何公差の種類
 3-2.普通幾何公差(JIS  B 0419)
 3-3.幾何偏差の対象となる形体
 3-4.共通公差域
 3-5.幾何公差の相互関係
 3-6.幾何公差の図示方法
 
4.位置度公差方式
 4-1.位置度公差の図示及び解釈
 4-2.位置度公差方式の特徴・利点
 4-3.公差量の計算の仕方
 4-4.複合位置度公差方式
 4-5.突出公差域

5.最大実体公差方式の原理
 5-1.最大実体公差方式の効果・利点
 5-2.データム系の浮動、追加公差
 5-3.実効状態・実効寸法
 5-4.最大実体公差方式の図示例及び解釈の仕方
 5-5.0(ゼロ)幾何公差方式

6.最大実体公差方式の検証
 6-1.機能ゲージによる方法
 6-2.実測による方法
 
7.ASME Y14.5M-2009(米国機械学会規格)の要点、有用な事項
 
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