金属破断面の観察・解析手法とその事例
金属材料のフラクトグラフィにおけるポイント、注意点を分かりやすく教えます!

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セミナー概要
略称
破面観察・解析
セミナーNo.
150127
開催日時
2015年01月21日(水) 10:30~16:30
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第6展示室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
趣旨
 機械・構造物を安全に使用するための設計・製作、または機械・構造物を安全に使用・維持するための保守・保全を行うためには、それらの部材として多用されている金属材料の破壊について知ることが重要です。しかし、最近、大学や専門学校等で材料力学や材料強度学が教えられる機会が少なくなってきており、そのため、ものつくりの現場では強度設計ができない若い技術者が出始めていて困っているということをよく耳にします。
 本講義では、主に金属材料の破壊および破面解析の基礎について学びます。まず、破壊とは何か、何が原因で起こると考えられるかなど、金属材料の破壊に関する基礎知識の復習から始め、形態によって分類した破壊の種類、および各種の破壊に影響を及ぼす諸因子、破壊を診断する破面解析等について学びます。
 本講義が日頃の機械・構造物の設計業務、保守・保全活動の向上にお役に立てれば幸いです。
プログラム
1. はじめに
2. 金属材料の強度と破壊の基礎
 2.1 静的引張試験における応力-ひずみ曲線
 2.2 弾性/塑性/破壊
 2.3 延性破壊/脆性破壊
 2.4 主な破損/破壊条件
 2.5 疲労破壊
 2.6 高温破壊
 2.7 環境破壊
3. 破面解析の基礎
 3.1 破面解析の意義
 3.2 主な破面観察機器
  (1) 金属顕微鏡/デジタル顕微鏡
  (2) レーザ顕微鏡
  (3) 走査型電子顕微鏡(SEM)
  (4) 透過型電子顕微鏡(TEM)
 3.3 主な破面解析技術
  (1) プラスチック・レプリカ法
  (2) ステレオ写真法
  (3) フラスタ解析
4. 静的破壊
 4.1 延性破面
 4.2 脆性破面
 4.3 破壊靭性
5. 疲労破壊
 5.1 疲労破面
 5.2 第Ⅰ段階の疲労破面
 5.3 ストライエーション―き裂進展挙動の推定―
 5.4 荷重変動による破面の変化
6. 高温破壊
 6.1 クリープ破壊破面
 6.2 高温疲労破面
7. 環境破壊
 7.1 水素税制割れ破面
 7.2 応力腐食割れ破面(アノード溶解割れ破面)
 7.3 腐食疲労破面
8. 破損事故例
 8.1 破面解析による事故解析の例
 8.2 過大荷重によるボルトのせん断破壊
 8.3 車軸の疲労破壊
 8.4 ボイラー管のクリープ破壊
 8.5 高強度部品の応力腐食割れ
 8.6 コイルばねの腐食疲労破壊
9. おわりに
【質疑応答・名刺交換】
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