2015年01月29日(木)
12:30~16:30
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30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
超臨界流体を現在扱っており基礎を固めたい、またはこれから取り扱いたい技術者・研究者の方、超臨界流体中での有機反応に関する知識を習得・整理したい方、超臨界流体関連の技術者との議論に必要な基礎知識を身につけたい方などにお勧めの内容です。
近年、環境面などから超臨界流体を用いた有機合成やバイオマス等からの化学原料・エネルギー製造技術が注目されております。これらの技術を理解して実際に活用するためには、超臨界流体の物性や有機反応に関する基礎知識をしっかり学習することが効率的です。
本セミナーでは、超臨界水を中心に、超臨界二酸化炭素・超臨界メタノールを用いた有機反応全般について学習します。基礎的事項として、超臨界流体(水・二酸化炭素・メタノール)の物性、超臨界流体中における典型的な有機反応(有機合成)を学習した後、有機反応の応用例を概説します。また、高圧反応装置の基本についても扱います。これまで超臨界流体を扱ったことの無い方のために、わかりやすく解説致しますので、理解が進みます。
1.はじめに
2.超臨界水・超臨界二酸化炭素・超臨界メタノールの物性
2-1 超臨界水(高温高圧水)の物性
2-1-1 蒸気圧曲線と反応器内の相状態
2-1-2 各種物性値の特徴
・圧力―密度-温度の関係(溶媒密度の概念)
・誘電率、イオン積
・有機物-水混合系の臨界軌跡、無機物の溶解度
2-2 超臨界二酸化炭素の物性
・圧力―密度-温度の関係
・有機物の溶解度
2-3 超臨界メタノールの物性
・圧力―密度-温度の関係
3.反応溶媒としての超臨界流体の特長
3-1 超臨界水
・高温による高い反応性の発現
・溶媒効果
・水の反応への寄与
3-2 超臨界二酸化炭素
・CO2の反応への寄与
3-3 超臨界メタノール
・メタノールの反応への寄与
4.高圧反応装置の仕組み
4-1 反応の種類
・回分式反応
・流通式反応
・半回分式反応
4-2 反応器周囲の構成部品
4-3 装置作成・運転方法
5.超臨界流体中における典型的な有機反応(有機合成)
5-1 超臨界水中での反応
5-1-1 超臨界水・高温高圧水を用いた有機反応の利点と課題
5-1-2 無触媒反応
・加水分解反応
・脱水反応
・アルキル化、脱アルキル化
・有機金属錯体形成反応
5-1-3 酸化関連反応
・酸化
・部分酸化
・水性ガスシフト反応
5-1-4 触媒反応
・ガス化
・水素化
5-1-5 その他の反応
・各種転位反応
・二酸化炭素共存下での反応性
・含硫黄、含窒素化合物の反応
5-2 超臨界二酸化炭素中での反応
5-2-1 超臨界二酸化炭素中での有機合成の利点と課題
5-2-2 二酸化炭素固定化反応
5-2-3 重合によるポリマー合成
5-2-4 炭素-炭素結合形成
5-2-5 無触媒シスートランス異性化
5-2-6 固体触媒による反応
・水素化
・部分酸化
5-3 超臨界メタノール中での反応
5-3-1 超臨界メタノール中での有機合成の利点と課題
5-3-2 エステル交換反応
5-3-3 アルキル化
6.超臨界流体を用いた有機反応の応用例
6-1 バイオマス可溶化
6-2 バイオマスガス化
6-3 ポリマーのケミカルリサイクル
6-4 重質油改質
6-5 バイオディーゼルの合成
7.おわりに
【質疑応答・名刺交換】