発生している現象からどのようなパラメーターを使ってスケールアップしてゆくべきか?
間違いの無いスケールアップの方法と実際とは?

乾燥・粉砕・造粒の基礎と各装置の選定方法/スケールアップとトラブル対策
トラブル事例から学ぶ!

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セミナー概要
略称
乾燥・粉砕・造粒
セミナーNo.
150212
開催日時
2015年02月18日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館  第4展示室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
趣旨
粉体、粒体を扱うプロセスの中でも、乾燥、粉砕、造粒操作は、行程中に材料物性が著しく変化する単位操作である。
固体である「粉:粒子」と、それらの間にある気体、液体の相間関係によって、スラリー、キャピラリー、フェニキュラー、ペンジュラーと区分し、その特性を概観する。最終製品である「粉・粒、状の物質」にどのような特性を持たせたいか、により、採用すべき乾燥原理は決まってくる。正しい「合目的製品」を得るには、この原理を使った乾燥設備をプロセスとして採用し、システムを構築しなければならない。この判断を間違うと、液体は分離できて「いわゆる乾燥」は終了したが、製品が目的機能を発揮することができない場合がある。粉砕操作、造粒操作も、目的は「サイズと形態」であり、粒径がそろっても、形態が異なり目的の機能が発揮されなければ、それぞれの操作を行う意味が無い。
本講習では「合目的」という観点から、それぞれの単位操作の現象と材料に対する影響を考察し、装置選定の考え方を示す。又発生している現象からどのようなパラメーターを使ってスケールアップしてゆくべきか、間違いの無いスケールアップの方法と実際を解説する。
特に現場で起こりうる「粉・粒であるが為のトラブル」を分類し、原因を推測、対策をどのようなタイミングで実行してゆくべきか、「エスケープルート」の考え方で説明する。
乾燥、粉砕、造粒操作は、様々な分野を横断する基本的単位操作で有り、1つの分野では当たり前の標準手法が、他の分野では全く新しい試みである事も多い。又、異なる分野で同じ悩みが、同じ様なブレークスルー手法で解決される可能性もある。
多くの若い技術者が「腑に落ちる」ように、整理した形で粉粒に対する考え方を解説する予定である。
プログラム

 1.はじめに
  -粉・粒に関わる単位操作全体を俯瞰する。「粉体は 世に出るまでの 仮姿」

 2.乾燥操作  
  2-1 乾燥操作の基本
   2-1-1 乾燥原理の分類
   2-1-2 乾燥カーブと主たるパラメーター
   2-1-3 乾燥装置の分類
   2-1-4 乾燥装置の実際
  2-2 乾燥操作の特徴的トラブル例
   2-2-1 直接乾燥分野
   2-2-2 間接乾燥分野
   2-2-3 その他の乾燥分野

 3.粉砕操作
  3-1 粉砕操作の基本
   3-1-1 粉砕原理の分類
   3-1-2 粉砕機のパラメーター
   3-1-3 粉砕装置の分類
   3-1-4 粉砕装置の実際
  3-2 粉砕操作で良く発生するトラブル例
   3-2-1 回分式粉砕分野
   3-2-2 連続式粉砕分野
   3-2-3  その他の粉砕分野

 4, 造粒操作
  4-1 造粒操作の基本
   4-1-1 造粒原理の分類
   4-1-2 造粒終点探索と主たるパラメーター
   4-1-3 造粒装置の分類
   4-1-4 造粒装置の実際
   4-1-5 機能性粒子の創成
  4-2 造粒操作の特徴的トラブル例
   4-2-1 造粒とバインダー
   4-2-2 歩留まり向上と整粒
   4-2-3 造粒操作をシステムとして考える

 5.粉体機器のトラブル対応
  5-1 トラブルの原因
  5-2 トラブルの分類
  5-3 トラブル解決例
  5-4 トラブルを予測し対策、エスケープルート
  5-5 「難局打開の粉体対応技術」

 6.おわりに
  これから求められる「各量移動」の観点。
  生物に学ぶソフトマテリアルの観点。 

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