基礎技術英語の学習と翻訳テクニックの習得
~「無生物主語構文」「数量表現」「冠詞」「前置詞」を中心に~

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セミナー概要
略称
基礎技術英語
セミナーNo.
150259
開催日時
2015年02月25日(水) 10:00~17:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
受講対象・レベル
・社内において業務に関する英文資料を読む社員
・日常の英文作成(和英/英和翻訳を含む)をする社員
・正式の英文を作成する社員
 
習得できる知識
 「ある程度難解な英語が読めるようになること」「意味の通じる英語が書けるようになること」「正確な英語が書けるようになること」「簡潔で格調の高い英語が書けるようになること」これらを目標にして、以下の内容の修得を目指す。
 ・日本語にはなく、英語にだけ発達しているさまざまな「語」、「句」、「文」を習得
 ・トミイ式英語データの収集・分類・収納管理メソッドを習得(DB構築法)
 このDB(データベース)構築法は、職場単位、事業所単位、工場単位、会社単位で実施すると有益である。
 
趣旨
 英語と日本語の発想の違いをマスターし、それにより「自然な日本語」に訳せるようになり、さらには「英語らしい英語」が書けるようになることを目指す。
 本講座は、日本人が最も難解としているいくつかの項目の中から次の4つのテーマからなっている。
  1.無生物主語構文
  2.数量表現
  3.冠詞
  4.前置詞
 
プログラム
1.無生物主語構文
 この構文は、「モノ」や「ヒト」を主語にするのではなく「コト」を主語にする、日本語にはなく、英語だけに発達している構文である。そのため、英和翻訳のみならず和英翻訳にも極めて重要な構文である。英文の無生物主語構文を上手に訳すと、直訳調ではなく、自然な日本語に訳すことができ、また無生物主語構文を使って日本文を英語に訳すと、簡潔で、自然な英語に訳すことができる。
 1.1. 無生物主語構文とは
  無生物主語構文とは、主に「因果関係」を表現するのに使われる構文で、主語には意思を持たない「語」や「句」が来る。
 1.2. 無生物主語構文の種類
  主語に使われている「語」や「句」により、大きく分けて次のパターンがある。これらの主語に修飾語を付けたり、細分化したりしていくと、14のパターンになる。
  (1) 形容詞+名詞パターン
  (2) 名詞(自動詞から転じてきた名詞)+ 名詞パターン
  (3) 名詞(他動詞から転じてきた名詞)+ 名詞パターン
  (4) 動名詞パターン
  (5) show that パターン
 1.3. 無生物主語構文の訳した方
  英語にだけ発達していて日本語にはない構文であるため、英語を日本語に訳す場合、あるステップを踏まないと自然な日本語には訳せない。そのステップについても学習する。
  (1) 第1ステップ(主語の処理)
  (2) 第2ステップ(述部の処理)
 1.4. 否定形の無生物主語構文
  ほとんどの場合、肯定文として使われているが、時には、否定詞を伴って否定文となっていることもある。その時には、一工夫する必要がある。

2.数量表現
 英文・和文を問わず、技術文に携わる人間として、「数量表現」は決して避けて通ることはできない。
 2.1. 基礎編
  数量表現は、日本語と違って英語にはいくつもの厳しいルールがる。したがって英文を書くとき、および日本文を英文に翻訳するときなどはこれらのルールに従わなければならない。そのルールについて学習する。
  (1) 「数」と「量」の概念
  (2) 基数詞
  (3) 単位
  (4) 分数と少数
  (5) 以上・以下、超え・未満
  (6) numberやmore than ~ 
 2.2. 応用編
  数量表現が文章になっている「叙述的な用法」と数量表現が文章の中の一部になっている「修飾的な用法」に分け、さらにそれらを「普通の表現」と「感情を伴う表現」に分け、全体を4つの表現に分けて基本パターンとして学習する。
  さらに、100近くある物理量から「温度」、「圧力」、「電流」など主な物理量を取り上げ、いくつかの英例文をそのパターンの中に収めて学習する。
  (1) 数量表現の基本パターン
  (2) 物理量とその表現
 
3.冠詞
 冠詞は、日本語にはないため、日本人が一番苦手とする品詞である。そのため、英和翻訳の際は、訳出しなければならない冠詞を訳出しないで無視したり、和英翻訳の際は、定冠詞、不定冠詞、無冠詞、省略された冠詞などに配慮をしなかったり、冠詞に対する知識の欠如により大きな間違いを犯すことがある。英米人並みの正確さをマスターするのは困難であるが、少なくとも、最低限の用法は知っておく必要がある。ここでは、通常の文法書とは違ったアプローチの仕方で冠詞を学習する。
  (1) 初出は不定冠詞、二度目は定冠詞
  (2) 二度目であってもいくつかあるうちの一つならば不定冠詞
  (3) 強いoneの意味を持つ不定冠詞
  (4) 数量語句と共に用いられる冠詞全般
  (5) 修飾語が後置されていれば定冠詞
  (6) 修飾語が後置されていれば定冠詞、いくつかあるうちの一つならば不定冠詞
  (7) 序数詞および基数詞の前の定冠詞
  (8) 種族全体を表す冠詞
  (9) 不定冠詞aとanの使い分け
  (10) 冠詞と無冠詞
  (11) 物理量と冠詞
  (12) 部品目に付ける冠詞および肩書に付ける冠詞

4.前置詞
 前置詞は、日本語とは発想を異にする用法を数多く持っている品詞である。そのため、正しく理解して、英和翻訳の際に上手に訳すと自然な日本語に訳すことができ、和英翻訳の際に上手に使うと簡潔な英語に訳すことができる。英語の前置詞は、単に「前に」「置く」「詞」というだけではなく、動詞的に使われたり、接続詞的に使われたり、時には、他の多くの品詞と結合されてさまざまな意味につかわれることがある。ここでは、その代表的な用法について学習する。 
  (1) 単体前置詞
  (2) 二重前置詞
  (3) 前置詞と関係代名詞
  (4) 異種の前置詞
  (5) 手段を表す前置詞
  (6) 動詞的な意味を持つ前置詞
  (7) 群前置詞

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