2015年03月09日(月)
10:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
問い合わせフォーム
非会員:
50,906円
(本体価格:46,278円)
会員:
48,125円
(本体価格:43,750円)
学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
50名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
資料付
※昼食代は料金に含まれておりません。昼食時には食堂をご利用いただけます。
技術、設計、生産技術、製造、品質管理、品質保証の技術者、管理者
・HALTの基本概念の理解
・HALT試験のための準備と試験方法
・HALTによる試験事例と効果の紹介
・HALTでの寿命評価の可能性
・試験デモによる、効果の理解
・HALTに関する規格
・装置導入に関する情報
HALT(Highly Accelerated limit Test)=高加速限界試験は電気製品などの工業製品の定性的試験方法の1つです。1980年代に米国で考案された後、欧米を中心に航空機、自動車、電気製品の試験に採用され、欧米との取引のあるアジアの製造業でも普及しています。日本ではまだ30数台が設置されているのみです。
HALTの基本的な活用方法は、製品に強いストレスをかけ続けて壊れるまで試験することで、数日程度で製品の弱い場所を明らかにし、その弱点が市場で問題なるかを検証することで、将来発生する可能性のある不具合を短期間で修正し、設計・評価期間の短縮を行うことです。
HALTは、高速ヒートショックと6軸ランダム振動を組み合わせた5つのステップストレス試験を行い、製品・部品の稼動限界及び破壊限界を求めます。その過程で発生した不具合が弱点として、製品の改良に関する情報を提供してくれます。
次に、HALTがよく活用されるのは市場で品質問題への対応です。HALTは不具合の短期再現や再現性の乏しい不具合の再現に効果を発揮します。例えば従来手法の信頼性試験では1ヶ月以上試験を行っても再現されなかった不具合がHALTにより1日で再現できたケースもあります。HALTによる評価は決して万能ではありませんが、不具合の内容によっては非常に有効な再現手段として用いることが可能です。
セミナーでは今までの有効だった評価例、寿命試験にトライした例や、HALTのデモ運転を通して、HALTの活用方法について理解していただき、今後HALT評価を行われる場合の理解を深めて頂きたいと考えております。
1.HALT評価の基本
1-1.HALTとは
1-2.HALT装置
1-3.ステップストレス評価
1-4.HALTの出荷検査への適用(HASS)
1-5.試験試料についての注意点
1-6.得られる結果と結果の解釈
1-7.HALTに関する規格
1-8.HALTの加速性について
2.試験事例1(電気接続部の評価)
2-1.はんだ接続部の短時間評価1
2-2.はんだ接続部の短時間評価2
2-3.ファストン端子の短期評価
2-4.コネクタの短期評価
2-5.その他接続部の評価
3.試験事例2(稼動限界評価)
3-1.液晶画面を持つ機器
3-2.モーター
3-3.家電機器
3-4.その他
4.HALT装置のデモ
3-1.テスト基板を使用したデモを行います。
※事前に用意された基板をテストすることも可能です(先着3社様まで)。
※試験される基板は20cm角以下で、3月2日必着で送付をお願いします。
※ご希望の方は申込フォームのコメント欄に「基盤テスト希望」とご記入下さい。
5.質疑応答
6.解析センターの設備見学(希望者のみ 15:30から1時間程度)