導電性フィラーの構造、導電機構、分散性と導電性の関係等基礎から応用技術までを解説!

導電性コンパウンドの高導電化、コントロールと高分散化技術

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セミナー概要
略称
導電性コンパウンド
セミナーNo.
150429
開催日時
2015年04月27日(月) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第2会議室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
特典
昼食・資料付き
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
講座の内容
受講対象・レベル
・ユニークな炭素材料に興味のある方
・静電気に興味のある方、静電気でお困りの方(初心者~)、
・樹脂材料に興味のある方
・フィラー複合材料の研究・開発者。初心者から経験者までを対象。
習得できる知識
・カーボンブラックの最適分散の考え方。
趣旨
第1部 カーボンブラックとはなにか?カーボンブラックの特性を十分理解し、目的とする用途に応じ配合設計することが特徴ある製品を生み出すポイントとなります。本講演では、導電性フィラーの種類と特徴、各種ナノカーボン系導電性フィラーのメリット/デメリット、さらには、導電性カーボンブラックの構造、導電機構、分散性と導電性の関係等基礎から応用技術に関する内容全般をわかりやすく説明します。

第2部 多くの炭素材料が導電性であるのに対し、今回紹介する炭素材料は半導電性という特徴を有しており、この特性を生かして静電気障害(ESD障害)対策材料へ展開した技術を具体的な例証とともに紹介します。

第3部 導電性カーボンブラックは絶縁性の素材に導電性を付与する材料として広く用いられている。本講では、導電性に影響をおよぼす分散配合技術、②実用面から見た導電材料の評価について解説する。
プログラム

第1部 導電性コンパウンド用導電フィラーの種類と分散技術

1.導電性フィラーとは? ~種類、特徴、用途~
  1-1 金属系フィラー:酸化劣化防止銅粉
  1-2 白色導電フィラー:酸化スズ系、酸化亜鉛系、酸化チタン系、ITO、チタン酸カリウム繊維系
  1-3 金属被覆系導電性フィラー:ニッケルコートカーボンブラック、ニッケルコートセルロース
2.導電性カーボンフィラーとは?
  2-1 カーボンブラック
  2-2 カーボンナノチューブ:各種カーボンナノチューブの特徴、SWCNT,MWCNT
  2-3 カーボンナノファイバー:VGCF、グラフェンプレートレット
  2-4 炭素繊維、グラファイト
  2-5 導電性フィラーの用途(導電性マップ)
3.導電性カーボンブラックとは? ~構造、種類と特性~
  3-1 構造、物理・化学的性質
     一次粒子、アグリゲート、アグロメレート、表面官能基、結晶性、DBP吸収量、凝集体径
  3-2 導電性発現機構
     パーコレーション、各種導電性カーボンブラックの特徴と特性値(粒子数、アグロメレート径)
  3-3 各種導電性カーボンブラックの種類と特性
     ・ケッチェンブラック:なぜ少ない添加量で導電性が発現できる?
     ・アセチレンブラック:なぜ高純度?、ハイアグロメレート?
         ・オイルファーネスブラック
【質疑応答・名刺交換】
 

第2部 樹脂材料電気抵抗値安定化特殊炭素材料とコンパウンド技術

1.特殊炭素の特性
  1-1 導電性フィラーとは?
  1-2 導電性炭素材料とは?
  1-3 特殊炭素とは?(構造、おもな特徴)
  1-4 特殊炭素の特異性を生かした用途事例
2.静電気障害対策法
  2-1 静電気放電(ESD)の定義と発生機構
  2-2 一般的なESD制御方法の紹介
  2-3 樹脂材料におけるESDへのアプローチ
  2-4 樹脂材料の表面抵抗値制御法
3.特殊炭素使用樹脂材料を用いた静電気障害対策
  3-1 樹脂材料の均一性の重要性とその評価方法
  3-2 ESD対策における重要特性の評価
  3-3 先端分野で求められるESD対策材料の特性
  3-4 材料選択における重要因子
4.アプリケーション紹介
  4-1 コンパウンド
  4-2 板材
  4-3 射出成型
  4-4 機械加工品(切削品)
【質疑応答・名刺交換】
 

第3部 カーボンブラックの樹脂への配合技術と分散不良対策

1.はじめに
2.ケッチェンブラック配合コンパウンドの特徴

  2-1 衝撃強さ
  2-2 レオロジー特性
  2-3 リサイクル性能
3.カーボンブラックの分散技術
  3-1 分散状態と樹脂物性
  3-2 混練因子の影響
  3-3  フィラー前処理条件の影響
  3-4 シミュレーション解析
  3-5  ポリマーアロイ技術の活用
  3-6 凝集物の評価法
4.カーボンブラックと他種導電材との比較
  4-1 炭素繊維との比較
  4-2 イオン導電材との比較
  4-3 CNTとの比較
  4-4 グラフェンとの比較
【質疑応答・名刺交換】
 
スケジュール
10:30~12:10 第1部

12:10~13:00 昼食

13:00~14:40 第2部

14:40~14:50 休憩

14:50~16:30 第3部
キーワード
カーボンブラック、CB、CNT、樹脂、プラスチック、講習会、講義、研修、セミナー
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