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ホルムアルデヒドによる殺菌は、安全キャビネットなどの小空間から製薬工場などの大空間まで、従来から広く採用されてきた。しかし、特定化学物質障害予防規則が改定されホルムアルデヒドが第3類物質から第2類物質にランクが上がったことなどを受けて、本薬剤を燻蒸殺菌に使用することが敬遠され、最近では過酸化水素、オゾン、過酢酸などのホルムアルデヒドに代わる薬剤の使用が報告されている。一方でこれらの代替薬剤は強力な酸化剤であり、素材に対する腐食性が大きい。これに対して、ホルムアルデヒドは、内装材、生産機器などの各種素材への腐食性がほとんどなく、また芽胞菌を死滅させる非常に効果の高い薬剤であることから、現在もなお多くの施設で使用されている。本セミナーでは、殺菌、ホルムアルデヒド薬剤、法的規制などの基礎知識と実際の施設の殺菌手順について述べる。特にホルムアルデヒド燻蒸後の残留濃度0.1PPMを達成するための方法については、特許出願システムの内容、および本方法を取り入れた実際のクリーンルームにおける改善例(4日間⇒2日間)について紹介する。
1.はじめに
2.ホルムアルデヒド燻蒸の基礎知識
2-1 殺菌、滅菌、消毒、消毒、除染について
2-2 ホルムアルデヒド、ホルマリン、・・・・
2-3 ホルムアルデヒドの特徴(毒性、効果・・・)
2-4 ホルムアルデヒドの殺菌原理
2-5 ホルムアルデヒドによる殺菌条件
2-6 ホルムアルデヒドの濃度計算(mg/m3、ppm)
2-7 発生方法
2-8 殺菌効果の確認
2-9 ホルムアルデヒド濃度測定
3.法的規制とCSR
3-1 ホルムアルデヒド使用の歴史
3-2 ホルムアルデヒドの毒性に対する評価
3-3 外部環境への法規制
-ISO14001、PRTR法、法律、条例
3-4 室内環境への法規制
-特定化学物質障害予防規則における
-燻蒸(間欠)と作業場(常時)の差異
4.ホルムアルデヒド燻蒸手順、実例紹介
4-1 対象空間の清掃清浄化
4-2 対象空間の密閉化
4-3 ホルムアルデヒドの発生
4-4 濃度維持
4-5 排気
-各種排気方法と常温酸化触媒による
-完全無害化装置
4-6 空調運転
5.ホルムアルデヒド燻蒸に伴う留意点
5-1 ホルムアルデヒドによる腐食について
5-2 ホルムアルデヒド発生方法による蟻酸発生について
5-3 対象室の室圧変動について
5-4 人体曝露の危険性について
5-5 隣室へのリーク防止について
5-6 ホルムアルデヒド発生時における湿度変化について
5-7 測定と濃度分布について
5-8 陽圧維持をしながらの空調運転への移行について
5-9 装置内残留による医薬品へのコンタミネーションについて
5-10 室内付着パラホルムアルデヒドの再放出について
6.ホルムアルデヒド燻蒸後の残留対策
6-1 相対湿度の適正化
6-2 ホルムアルデヒド濃度の適正化
6-3 室温加熱と送風による再昇華の促進
6-4 入室時の残留濃度低減の促進
7.まとめ