高分子材料における熱膨張の基礎と測定・制御技術

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セミナー概要
略称
高分子熱膨張
セミナーNo.
150438
開催日時
2015年04月21日(火) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
持参物
資料付
講座の内容
趣旨
【第1講】
熱膨張挙動は物質の最も基本的な物性の1つであり,密度に関連する全ての物性に影響を及ぼす。特に,どのような材料においてもさまざまな温度環境下での使用に際し、材料の熱膨張係数の低減が大きな課題であることから,熱膨張機構を踏まえた上で材料への応用展開を図る必要がある。それゆえ、なぜ熱膨張するのかといった熱膨張機構の基礎から種々の材料、特に高分子およびその複合材料における熱膨張挙動の特徴について概説する。そして、低熱膨張材料を設計する場合の指針となることを趣旨とする。

【第2講】
負の熱膨張性微粒子を用いたポリマー材料の熱膨張制御の実際と今後の展望について述べる。
プログラム

第1講 熱膨張の基礎と高分子・複合材料の熱膨張測定・制御技術

1.熱膨張の基礎
 1-1 熱膨張の原理 ~物質はどのように熱膨張するのか~
 1-2 高分子の熱膨張 ~高分子は他の物質と同じ原理で膨張するのか~
 1-3 自由体積とは? ~定義,測定法と熱膨張とのかかわり~
 1-4 高分子の熱膨張機構 ~熱膨張機構を基にした抑制原理~
2.熱膨張測定の基礎
 2-1 線膨張係数 ~定義と測定法~
 2-2 体膨張係数 ~PVT挙動~
3.種々の材料の熱膨張挙動と熱膨張係数
 3-1 各種高分子 ~膨張係数の特徴~
 3-2 繊維 ~負の熱膨張係数~
 3-3 高分子系複合材料 ~複合則と複合例~
4.材料の低線膨張化
 4-1 プレス延伸法 ~汎用樹脂及び透明樹脂の低線膨張化~
 4-2 成形加工とPVT挙動 ~成形加工プロセスとのかかわり~
≪習得できる知識≫
熱膨張機構(特に高分子)、熱膨張係数測定法、材料の低線膨張化の指針

第2講 負熱膨張性Zr(WO4)2微粒子のポリマーへの複合化と熱膨張制御

1.ポリマー材料の熱膨張制御
 1-1 なぜ必要か
 1-2 熱膨張制御を必要とする分野
2.ポリマー材料の熱膨張制御方法
 2-1 無機フィラーの利用
 2-2 負の熱膨張率を持つ材料(NTE材料)の利用
3.負の熱膨張率を持つ材料(NTE材料)    
 3-1 種類
 3-2 負の熱膨張を示す理由
 3-3 世界の研究動向
4.NTE材料のポリマーへの複合化
 4-1 問題点
 4-2 複合化方法
 4-3 他フィラーとの併用
5.NTE材料Zr(WO4)2を含むポリカーボネートの実例
 5-1 作製方法
 5-2 熱膨張の抑制効果
 5-3 機械的物性
6.Zr(WO4)2のナノ粒子化    
 6-1 ナノ粒子化のニーズ
 6-2 ナノ粒子化方法
7.今後の展望

≪習得できる知識≫
ポリマー材料の熱膨張制御における負の熱膨張性微粒子利用の利点と問題点を把握して、ポリマー材料の開発の参考にしていただければ幸いである。
スケジュール
12:30~14:50 第1講(途中5分程度の休憩)
14:50~15:00 休憩
15:00~16:30 第2講
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