2015年06月16日(火)
10:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
問い合わせフォーム
非会員:
50,906円
(本体価格:46,278円)
会員:
48,125円
(本体価格:43,750円)
学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
特許調査や特許検索では厳密さや難しさが強調され、近寄りがたい印象があります。その一方で、J-PlatPat(旧IPDL)など使い易さや精度の点で最良ではないのですが、無料であり一応の検索はできるために使っている利用者も少なくありません。特許情報は技術開発や研究活動に役立つように、簡単にしかも高い精度で利用されるべきものです。
本セミナーでは、初心者が簡単かつ高精度に、さらに効率的に特許調査が行なえることを目指してします。そのため前半でand,orなどによる検索式の作成に関する基礎と上手な利用法、注意すべき事項などを紹介し、後半でいっそう簡単で便利な概念検索による検索の上手な利用法について紹介します。
検索式による検索キーの1つに特許分類の利用がありますが、その中でFI記号の活用について、FI記号活用システム・WebFI(2010年版)を提供し、その使い方を紹介します。また、概念検索はその名称から難しく思われがちですが、初心者に適したものであり、利用法は簡単で十分実用になる精度の使い方が可能なものです。概念検索は難しいと思っている人にとっては驚きの使い方を知ることができるでしょう。
受講者としては特許情報検索の初心者や、特許情報の利用に不慣れな技術者や研究者を期待しています。多数のご参加をお待ちしております。
1.特許調査について
1.1 漏れとノイズ
・再現率と適合率・・・適合率を下げることで再現率を高める
・精度・・・個々の検索の適合率のことを精度、特許関係;調査全体の再現率を精度
1.2 さまざまな特許調査
・技術開発の段階と特許調査の性質
・遡及調査とSDIサービス
1.3 情報検索の基礎知識
・検索キー;キーワード、特許分類(IPC、FI記号、Fターム、USPC、ECLA、CPC)、出願人、期日(出願日、公開日)、発明者
・不要なものを含まず必要なものだけを検索で取り出すことはできない
・検索と目視チェック
2.検索式による検索
2.1 検索式の基礎
・and,or,not,( )の基本的な利用法
2.2 調査目標の設定
・依頼元からの聞きだし;重要ポイント、境界線、類似特許、不要なものの扱い
・目標を分割して設定
2.3 漏れとノイズを減らす
・「犬猫などのペットを飼育する方法」の検索
・同義語は重要
・専門企業に限定して技術の絞りを緩やかに
・対象を要約や請求範囲として(対象を狭くして)キーワードを緩やかに
・対象を明細書全文として(対象を広くして)キーワードを厳しく
・notによる除きすぎ
・コア検索方式;大量に見る場合、さらに絞り込んだものから見ていく
2.4 近傍検索は有益
・andとの違い
・使いこなし方
2.5 特許分類による検索
・いくつもある特許分類
・キーワードはピンポイント、分類コードは広い範囲をカバー
・分類コードは表現が違っても検索できる
3.FI記号の活用
・FI記号とは何か?
・WebFIの紹介と使い方
・FI記号による参照と検索
・J-PlatPatでのFI記号の参照と検索
4.概念検索とその活用法
4.1 概念検索とは何か?
・概念検索の原理;キーワードの重み付け
・初心者でも検索し易い
4.2 システムの比較検討
・システムによる再現率の大きな違い
4.3 概念検索の上手な使い方
(1)簡単な利用と高再現率の利用
(2)上手な質問文の作り方
・説明文章、・短文
(3)上手な概念検索の進め方
・対象は全文
・絞込検索併用
・くり返し検索4回
・上位50件まで見る
4.4 概念検索でコアサーチを
・効率的な調査法
・無効資料調査などでの概念検索の利用
4.5 アイデア発想支援への活用
・考え方
・実例の紹介
5.質疑応答
※付録;WebFI(CD-R)のインストールとその取扱説明書
特許分析、先行技術、競合、他社、知的財産、知財、パテント、研修、講座、セミナー