2015年07月29日(水)
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学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
1.現在上市されているすべてのジイソシナネートおよびその誘導体の特徴と
応用分野に関する知識
2.ジイソシアネートをベースとするポリマー、とくにポリウレタン、ポリウレア、ポリア
ミド、ポリカルボジイミド、ポリイソシアヌレートの生成方法とその特徴に関する知識
3.機能性を有するモノイソシアネートに関する知識
4.新規イソシアネートに関する知識
反応性の高い官能基であるイソシアナート(-NCO)基を有する化合物は高分子材料の用途拡大に大きく貢献してきた。イソシアナート基の反応性が高いという特徴はイソシアナートベース高分子材料の組成選択幅と生成法あるいは成型法選択幅を広げるうえで大きな役割を果たしている。
組成の選択という観点からみると、多官能イソシアナート化合物からポリウレタンをはじめとしてポリウレア、ポリカルボジイミド、ポリイソシアヌレート、ポリアミド、ポリイミドなどさまざまな結合種をもつ高分子組成物が選択できる。
また、高分子材料の生成法あるいは成型法の選択という観点からみると、モノマーから瞬時に最終成型物を得ることのできるRIM成型法をはじめとして、一液湿気硬化法、一液加熱硬化法などさまざまな材料形成方法が選択できる。
一方、単官能イソシアナート化合物は脱水剤、カップリング効果をもつ化合物あるいは生物活性のある化合物の原料として幅広く使用されている。
本講座では、イソシアナート化合物を反応性と分子構造から分類し、各種イシアナートの特徴が機能発現あるいは加工成型にどのように生かされているのかを解説する。また、イソシアナートの反応性制御触媒についても言及する。さらに、イソシアナート化合物の機能・用途拡大および環境保全に関する今後の動向を展望する。
1.イソシアナートの化学
1-1.合成法
1-2.反応形態
2.イソシアナートベース高分子材料
2-1.ポリウレタン―応用分野別設計手法
2-2.ポリウレア―特徴と応用分野
2-3.ポリカルボジイミド―合成法と応用分野
2-4.ポリイソシアヌレート―特徴と合成触媒
2-5.ポリアミド―合成触媒と応用分野
2-6.ポリイミド―合成法
2-7.ナイロン-1
2-8.ヘテロ環含有ポリマー
3.多官能イソシアナート化合物およびその誘導体の合成法および応用分野
3-1.TDI
3-2.MDI
3-3.NDI
3-4.TODI
3-5.PDI
3-6.XDI
3-7.HDI
3-8.IPDI
3-9.TMHDI
3-10.水添XDI
3-11.TMXDI
3-12.水添MDI
3-13.NBDI
3-14.DDI
4.単官能イソシアナート化合物
4-1.ビニル基含有タイプモノイソシアナート
4-2.アルコキシシリル基含有タイプモノイソシアナート
4-3.PTSI
4-4.脂肪族および芳香族モノイソシアナート
5.イソシアナートの反応性制御
5-1.構造と反応性
5-2.組成分布の制御-特に遊離ジイソシアナート残存量の制御
5-3.原料由来不純物の影響
5-4.触媒の選択-ウレタン化触媒を中心として
5-5.イソシアナート基の安定化-ブロックイソシアナートを含む
6.今後の展望
6-1.開発中のジイソシアナートの動向
6-2.ジイソシアナート製法の展望
6-3.安全指針-残存遊離TDIの分析法を含む
6-4.環境保全指針
7.まとめ-イソチオシアナート