燃料電池構造体の水素脆化を防ぐ!水素拡散の力学的制御と水素脆化敏感性定量評価法

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セミナー概要
略称
水素脆化
セミナーNo.
150768
開催日時
2015年07月23日(木) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付
講座の内容
趣旨
 燃料電池構造体等の水素脆化を防ぐ目的で、近年、水素脆化に関する研究が数多く行なわれてきている。水素脆化の研究は材料工学的に古くから行なわれているが、それらは、金属内部にトラップされた水素の解放による水素脆化機構に関わるものである。それに対して、石油プラントや燃料電池構造体のように化学反応およびガス圧などで外部より水素が流入・拡散して、局所応力場に水素凝集を生じ、水素脆化を誘起する場合は、水素輸送現象を構造力学的に詳細に解析する必要がある。これを従来の「水素脆化(Hydrogen Embrittlement)」と区別して「Engineering Hydrogen Embrittlement ( 工学的水素脆化)」と定義した。本講習会では、その概念と手法の適用例を解説し、実際に解析が行えるようにする。以下に具体的な項目を記載する。

 ① 応力誘起水素拡散方程式の詳細な解説を行い、汎用ソフトを用いても正確な水素拡散解析が出来るようにする。
 ② 本解析から構造体内での水素拡散挙動を力学的に制御するという「水素制御」という概念と手法を解説する。これにより水素の力学的安全管理という概念が認識できる。
 ③ ①と②を基にして、卓上の試験機で安全に水素脆化試験が出来る試験法を提案しているので、その方法を解説し、さらに、この方法を用いて、水素脆化敏感性を定量的に実験から求める手法を解説する。
 ④ ①~③の手法を組み合わせて、耐水素脆化性に有効な金属添加元素を特定できる手法を解説し、一部、その成果を紹介する。
プログラム
1.水素エネルギーインフラに関する水素脆化と水素拡散 (工学的水素脆化という概念の導入)

2.応力誘起水素拡散方程式の詳細な理解と解析法(差分法と有限要素法の比較も含む。)

3.上記2.を基にした水素凝集挙動に及ぼす力学負荷、物性定数の影響の特定
   (水素凝集挙動の力学的および材料定数による制御)

4.小型試験片と卓上試験機を用いた水素脆化試験法

5.耐水素脆化に向けての、構造、力学負荷および添加元素から見た設計指針への提言

【質疑応答・名刺交換】
 
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