2015年10月20日(火)
10:30~16:30
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非会員:
50,906円
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学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
・信頼性データ解析を行う際にワイブル確率紙を採用することの意味と妥当性
・獲得したデータの数と寿命等の推定精度の関係
・信頼性データ解析時に発生するデータや解析手法の扱いに対する誤りと正しい用法
信頼性データ解析は,使用者と生活者に対して安全・安心を提供し,製品の市場での振る舞いを生産者が予見するための必須のマネジメント活動である。信頼性データ解析では,様々な統計的方法が活用されるが,少数データや高打切り率データに対して,比較的安定した推定精度を与え,位置母数がゼロでは無いことや外れ値が混入したことの検出ができる方法はワイブル確率紙による他は有効な方法が見いだせない。
ワイブル確率紙の利用は一般的に行なわれているが,企業における正しい活用の場に出会うことは少ない。本講義では,ワイブル確率紙の利点と限界を講義すると共に,出荷前の少数データからの解析方法や出荷後の大量・高打切り率データの解析における注意点を講義する。このことにより,ワイブル確率紙活用の正しい方法を教授する。
1.企業の利益確保に直結する信頼性データ解析
2.ワイブル確率紙とワイブル型ハザード紙の基礎
2-1 ワイブル確率紙の構造
2-1-1 ワイブル確率紙の構造
2-1-2 形状母数mの値からわかること
2-1-3 形状母数ηとメジアン,平均
2-2 ワイブル確率紙におけるプロット位置の決め方
2-3 ワイブル確率紙とワイブル型累積ハザード紙の関係
2-4 サンプルサイズ,打切り,推定法の組み合わせと推定精度の関係
3.位置母数γがゼロではないときの推定法
3-1 γ≠0のときのワイブル確率紙によるデータ解析
3-2 γ≠0のときのプロットの変化とγの推定法
3-2-1 γ>0:保証時間が存在するケース
3-2-2 γ<0:エージング,バーンインテストが行なわれたケース
4.プロットが曲がるときの対処法(γ=0の場合)
4-1 高寿命側が曲がるケース
4-2 目的外の母集団からの観測値が混入するケース
4-3 低寿命側が曲がるケース
5.加速寿命試験におけるワイブル確率紙の活用
5-1 故障モード不変と共通スロープの確認
5-2 加速寿命モデルと対数プロット
6.フィールドデータ解析におけるワイブル確率紙の活用
6-1 推定と予測
6-2 製品改善傾向の確認
6-3 使用頻度や製品廃棄が推定に影響するケース
<質疑応答>