インクジェット技術入門
~IJを上手に使いこなすための基礎知識と今後の応用展開~

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
インクジェット技術入門
セミナーNo.
160237
開催日時
2016年02月09日(火) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第5展示室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
昼食・資料付
講座の内容
受講対象・レベル
インクジェットの応用分野の技術者、品質保証担当者、管理者 プリンタ
 ・大判広告 ・パッケージ ・ラベル印刷 ・医療分野
 ・プリンテッドエレクトロニクス

インクジェットの技術者、設計、開発、製造、品質保証担当者 ヘッド
 ・装置  ・インク  ・ハードウェア  ・ソフトウェア など

習得できる知識
☆ インクジェットの基礎
☆インクジェットの要素技術 プリンタシステム
 ・プリントヘッド ・インク・メディア ・画像処理
☆インクジェット技術の応用、展望

趣旨
 これからインクジェット技術に従事しようとしている方、インクジェットに携わっているが系統的に基礎から学びたい初心者の方のために、インクジェット技術の基礎から応用まで幅広く解説します。
 最初にインク吐出方式による方式の分類と、それぞれの特徴を説明します。また、インクジェット開発の歴史を振り返ります。次にインクジェットプリンタ、インクジェットを用いた装置の概要、およびプリンタのみならずインクジェットを用いた各種システムにも必須であるメンテナンスやインク供給などを説明します。
 また、近年市場導入が活発になってきたラインプリンタについても現状や課題を解説します。さらにインクジェットにおける重要な要素技術であるプリントヘッド、インク・メディア、画像形成技術についてそれぞれ説明します。
 最後にインクジェットの今後の展望について、特に技術的課題とそのアプローチについて説明します。また、ますます広がりを見せるインクジェット技術の応用について紹介します。実用化が進んできたインクジェットによるものつくり:デジタルファブリケーションの現状と課題についてもお話しします。
 
プログラム
第1章 インクジェット方式の分類、歴史
 1.1. インクジェットとは (インクジェットの定義)
 1.2. 電子写真方式との比較
 1.3. インクジェット方式の特徴
 1.4. オンデマンド型と連続噴射型
 1.5. 連続噴射型 (荷電偏向制御型)
 1.6. 新しい連続噴射型 (Stream)
 1.7. サーマルインクジェット方式 (バブルジェット)
 1.8. ピエゾインクジェット方式
 1.9. サーマルインクジェットとピエゾインクジェットの比較
 1.10. その他のオンデマンド型
 1.11. プロセスに特徴がある方式
 1.12. インクジェットのはじまり
 1.13. 発明の同時性とインクジェット
 1.14. 代表的なプリンタ製品と傾向
 1.15. インクジェット開発会社

第2章 プリンタシステム技術
 2.1. プリンタシステム基本構成
 2.2. シリアルプリンタのメカニカル動作
 2.3. シリアルプリンタの用紙搬送パス
 2.4. インク供給方式 (プリントカートリッジ含)
 2.5. メンテナンス基本動作
 2.6. インク循環と脱気システム
 2.7. ミスト対応
 2.8. インク滴吐出不良 (画質不良) 検出機能
 2.9. シリアルプリンタとラインプリンタ
 2.10. ラインプリンタの市場におけるポジショニング
 2.11. ラインプリンタの構成例と課題対応

第3章 プリントヘッド技術
 3.1. サーマルインクジェット
   3.1.1. 吐出原理
   3.1.2. 駆動方法 (駆動波形)
   3.1.3. プリントヘッドの基本構成
   3.1.4. プリントヘッドの作製
 3.2. ピエゾインクジェット
   3.2.1. 基本動作原理
   3.2.2. 駆動方法 (駆動波形)
   3.2.3. プリントヘッドの基本構成
   3.2.4. プリントヘッドの作製
 3.3. プリントヘッド噴射特性の変動要因と対応
 3.4. 吐出インク範囲と課題
 3.5. プリントヘッドの紙幅化と課題
 3.6. ドット径変調技術

第4章 インク・メディア技術
 4.1. 水性インクの基本組成
 4.2. インクの分類
   4.2.1. 溶媒による分類と特徴
   4.2.2. 浸透性による分類と特徴
   4.2.3. 色材による分類と特徴
 4.3. UV硬化型インク、ソルベントインク
 4.4. 水性熱硬化性インク (ラテックスインク)
 4.5. 反応を利用した画質と乾燥性の両立アプローチ
 4.6. メディアの分類
 4.7. 普通紙、コート紙、光沢紙
 4.8. カールとコックリング
 4.9. 紙の目

第5章 画像形成技術
 5.1. 画質上の問題と改善技術
 5.2. 画像処理プロセス
 5.3. 色変換
 5.4. ハーフトーン処理 (2値化)
 5.5. マルチパスプリント (分割プリント)
 5.6. その他処理技術例
 5.7. プリンタドライバと画像処理
 5.8. 欠陥補正

第6章 インクジェット技術、今後の展望
 6.1. 高画質化
 6.2. 高速化とSpeed Factor
 6.3. 基本性能による市場分類
 6.4. 商業印刷市場への展開と課題
   6.4.1. 課題と対応
   6.4.2. Drupa2012以降の状況
 6.5. インクジェットの応用市場
   6.5.1. Photo Finishing
   6.5.2. Wide Format
   6.5.3. Archive
   6.5.4. Transactional Print/Trans-Promo.
   6.5.5. その他応用
 6.6. デジタルファブリケーション
   6.6.1. インクジェット法とフォトリソとの比較
   6.6.2. Display
   6.6.3. Printed Electronics
   6.6.4. Optical Elements
   6.6.5. Bio / Medical
   6.6.6. 3D printer
   6.6.7. デジタルファブリケーションの現状と課題

第7章 各種産業応用における課題と対応
 7.1. 産業市場からの要求と対応
 7.2. 液体範囲の拡大
   7.2.1. 高粘度液体吐出と小滴化
   7.2.2. 強アルカリ,強酸液体への対応
 7.3. 非浸透基板におけるパターン形成
 7.4. 高速化(R2R)
 7.5. ヘッドの使いこなし
 
関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連するタグ
フリーワード検索