●第1部:高級感の感性分析と表現手法 【12:30-14:15】
特に工業製品の世界で強く求められている価値観の『高級感』。高級感は非常に感性的な価値で人や環境、対象製品により評価が変わって
きます。そのギャップを100%埋めることは不可能ですが、出来るだけギャップを少なくし、提案意図と評価を合わせられるように工夫する必要があります。
本講義では高級感の感性価値を分析し、効果的な表現に繋げる為の手法を一部紹介いたします。
0.CMFとは?
1.高級感を感性的に考える
(1)高級感を感じる要素
(2)個人的嗜好性の違い
(3)高級感と高付加価値
2.高級感の表現手法
(1)CMFで表現する高級感
(2)高級感と高級の違い
(3)業界により違う高級表現
【質疑応答・名刺交換】
●第2部:製品の高級感を感じる「触感」の定量評価【14:30-16:30】
種々の製品の魅力に、高級感を感じる「触感」が非常に大きな影響を与えています。とりわけ、各製品のコンセプトにマッチした「高級感」を数値化することは重要です。
今回は、触知覚に基づいて評価されている製品の感性品質(高級感)をどのような官能検査手法を用いて実験、評価・解析したらよいかについて、研究事例に基づいて解説します。
製品の高級感を感じる「触感」を数値化する方法(官能検査方法、官能検査結果を解析する手法)について、バスタオルや自動車シートの「高級な触感」評価の研究事例より具体的に理解することができます。
1.人間の触知覚機能について
2.高級感を感じる「触感」を数値化するには
(1) 「高級感」と製品のグレードとの関係は?
(2) 官能検査とは何か?
(3) 官能検査を行う前の準備
(被験者,試技,形容語,実験環境などの選定)
(4) 一対比較法を用いた官能検査とは
(5) SD法を用いた官能検査とは
3.商品開発の応用例
(1) バスタオルの「高級感」を数値化するには
(2) バスタオルの「高級感」をバスタオルの物理量から設計するには
(3) 自動車シートの「手触り感(高級感)」を数値化するには
(4) シートの「手触り感」をシート表皮布の物理量から設計するには
【質疑応答・名刺交換】