自動車や携帯電話などの製品には、プラスチック部品が使われている。これらの部品の加飾方法として塗装やフィルムインサートなどがあり、本セミナーでは主にフィルムを用いた加飾について紹介をする。加飾基材としてのハードコートフィルムと表面に機能性を付与したフィルムについて解説する。特に機能性を付与したフィルムに関しては、近年注目を集めている反射防止機能を有するモスアイフィルムについてナノインプリントの基礎から量産についても解説する。
1.株式会社イノックスの紹介
1-1.機能性フィルム事業展開体制
2.プラスチック加飾の概要
2-1.プラスチック加飾工法
2-2.工法比較
2-3.フィルムを用いた加飾
3.ハードコートフィルム
3-1.IML向けハードコート
3-2.IMD向けハードコート
4.機能性付与フィルム
4-1.防指紋フィルム
4-2.反射防止フィルム
4-3.反射防止フィルムの種類
4-4.反射防止のメカニズム
4-5.モスアイフィルム
4-6.ナノインプリントとは
4-7.ナノインプリントの量産化
4-8.大面積金型
4-9.Roll to Roll工法
5.まとめ
【質疑応答・名刺交換】
・お客さまの求める製品を理解し、最良のCMF・Technologyを選び、カスタマイズすること ・3次曲面を持った成形品への加飾法は多くなく限られている。 ・3次曲面を持った成形品への加飾の一方法としての転写・IMD・IMFの紹介 ・印刷された加飾フィルムを用いることで成型品に、さまざまなデザインを持った加飾を施すことができまた、表面に機能性を持たせることも可能である。【習得できる知識】
印刷等で加飾されたフィルムをフォーミングし、これに樹脂を一体成型させることによって、デザインの自由度の高い加飾成形品を作るFIM(Film Insert Molding)工法の紹介をします。さらに、本工法の延長線として導電性の層をラミネートや印刷により加えることで、新しいカーエレクトロニクス部品の提案も可能となります。1.フィルムインサートモールディング(FIM工法)の紹介