プラスチックの硬化収縮並びに熱粘弾性挙動に起因する残留応力の発生メカニズムと防止法について、事例をふまえて説明!

プラスチックの粘弾性特性の理解とその利用法【大阪開催】
~成形不良対策法、変形・強度の長期予測法~

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セミナー概要
略称
プラスチック粘弾性【大阪開催】
セミナーNo.
160709
開催日時
2016年07月08日(金) 10:00~16:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
ドーンセンター 4F 中会議室2
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食、資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・プラスチック製品の設計担当者
・プラスチック製品の品質保証担当者
・プラスチック関連の技術開発者
必要な予備知識
・特に必要が無い、基礎から説明します。
習得できる知識
・プラスチックの基本特性である粘弾性特性が理解できる。
・成形不良の要因となる粘弾性特性の影響が理解できる。
・粘弾性特性を基準とした強度、変形の力学的取扱いの基礎が修得できる。
・残留応力の低減方法並びに積極的な利用法が修得できる。
・粘弾性特性に成立する時間-温度換算則の概念が修得できる。
・時間-温度換算則を用いた強度、変形の長期予測法と信頼性評価法の基礎が修得できる。
趣旨
 プラスチック素材は粘弾性という、弾性的な性質と粘性的な性質が混在し、室温はもとより高温度において力や変形が時間並びに温度に伴って変化する複雑な振る舞いをします。粘弾性特性は、力と変形の比例定数でこれが時間や温度によって変化する挙動です。この粘弾性特性を理解することで、各種成形機を用いた時の残留ひずみの少ない成形温度条件の選定、成形時に生ずる残留応力の発生メカニズム、突如起こる成形不良の対策法、残留応力除去のためのアニーリング条件、成形時に残留ひずみが残り易い素材かの可否、素材の独自管理、数値解析に有用な材料特性の提供、粘弾性特性に成立する時間-温度換算則を用いた強度や変形の変化割合の長期予測、シミュレーション時のデータの取り扱い等々が感や経験に頼らず定量的に行えることが理解できます。
 ここでは、プラスチックの粘弾性特性の測定方法や解釈法とそれに基づいた上記各種事象の取り扱い方法について平易に説明します。
プログラム
1.プラスチックの粘弾性特性の理解
  1-1 粘弾性特性とは
  1-2 粘弾性特性の解釈法と利用方法
  1-3 粘弾性に伴う特異現象(クリープ挙動、緩和挙動)
2.粘弾性特性と力と変形の関係の理解
  2-1 プラスチックの応力とひずみ
  2-2 粘弾性挙動と粘弾性モデル
  2-3 応力‐ひずみ関係式(構成方程式)
3.粘弾性特性と成形時に生ずる残留応力の関係の理解
  3-1 残留応力発生要因の分類
  3-2 硬化収縮による残留応力発生メカニズム
  3-3 粘弾性挙動による残留応力発生メカニズム
  3-4 残留応力の基礎式
  3-5 理論的・実験的解析手法
  3-6 残留応力の低減方法
4.粘弾性特性の時間-温度換算則の理解とその応用法
  4-1 時間-温度換算則の基礎概念
  4-2 時間-温度移動因子(アーレニュウス型、WLF型)
  4-3 残留応力開放に伴う変形の長期予測法
  4-4 強度並びに変形の長期予測法と信頼性評価法
キーワード
樹脂、ひずみ、高分子、講義、講習会、研修、セミナー
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