2016年07月06日(水)
10:30~16:30
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非会員:
50,906円
(本体価格:46,278円)
会員:
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学生:
11,000円
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30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
耐熱耐食コーティングシステムを含めた耐熱金属材料の高温酸化や高温腐食による材料損傷劣化問題と高温強度特性への環境効果に関する基本を理解するとともに,ガスタービン,ジェットエンジン,ボイラなど各種実機プラントやエンジンにおける損傷要因とその対策などに関して損傷解析事例に基づいてリスクベースの設計技術の指針を提供する.
環境-エネルギー関連の課題を解決するうえで,各種プラントやエンジン等の高温高効率化が至上命題となっているが,これらの高温部材の設計に際しては,応力因子に着目した強度特性に基づいて材料選択や運転条件が決定される.しかし,実稼働における部材の耐用寿命や安定操業性に 対しては,高温酸化や高温腐食などに対する耐環境特性が重大な影響因子であり,これらの損傷要因によって寿命が決定される場合も多く,高温強 度特性劣化も著しく影響(劣化)を受ける.
本講では,高温酸化や高温腐食に関するこれまでの基本的知見や最新情報を紹介するとともに,複合的損傷劣化要因の考え方や克服法などを提示 し,さらに今後の技術課題や施策面での展望などについても言及する.
1.高温腐食環境の多様性
1-1.背景 –環境-エネルギー問題の最新動向-
1-2.高温腐食環境の多様性
2.高温酸化・高温腐食の基礎と実際
2-1.保護性酸化皮膜の形成条件と適用限界
2-2.保護性酸化皮膜の破損要因と様式
2-3.高温腐食のメカニズム
2-4.高温腐食試験法(JIS & ISO)
3.耐環境特性に基づく実践的設計技術
3-1.設計・運転制御技術
3-2.材料技術
3-3.耐熱・耐食コーティング技術
4.腐食-応力同時作用効果問題
4-1.基本的考え方
4.2.材料学的対応策
5.耐環境特性に関する将来展望と課題
5-1.化石燃料発電プラントにおける高温高効率化技術と材料技術
5-2.廃棄物・バイオマス発電の高効率化技術と課題
6.総括
高温酸化,高温腐食,プラント,コーティング,研修,講演,セミナー