実際にOOS/OOTが起きた時の初動調査、
   製造工程調査、再試験、再サンプリングの方法並びに問題点とは?

試験検査室管理におけるOOS/OOT判断・調査およびサンプリング対応
~PIC/S GMPガイドラインのサンプリング問題への対応方法は?~

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
試験室管理
セミナーNo.
161019
開催日時
2016年10月26日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第1会議室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
趣旨
逸脱、OOS/OOT、変更管理、是正処置は査察時にGMPが適切に運用されているかの観点から必ず確認される重要な項目です。今回、OOS/OOTについて、考え方、仕組みを紹介し、実際にOOS/OOTが起きた時の、初動調査、製造工程調査、再試験、再サンプリングの方法並びに問題点を紹介します。また、よくある質問についても一緒に考えます。OOS/OOTが十分機能しなかったために製品回収に至った事例を紹介し、品質管理のどこに問題があったか、品質管理における様々な課題(教育訓練、認定制、バリデーション、ノウハウの継承、リスク防止など)を紹介します。
また、品質管理にとって今一番課題のPIC/S GMPガイドラインのサンプリング問題についても考え方、対応方法、サンプリングに関して知っておくべき基本的な考え方についても紹介します。
品質管理を担当する方にとって有意義な時間になる時間になることを願います。
プログラム

 【1】試験検査室管理におけるOOS/OOT判断・調査・対応のポイント
  1.OOS/OOTについて
   1)OOS/OOTの考え方
   2)OOS/OOTの仕組み
   3)OOTの導入について(工程能力指数{CpとCpk}の活用)
   4)海外製造所のOOS調査不備による欠品リスクの事例
  2.ラボエラー調査
   1)ラボエラーチエックシート活用
   2)試験器具、溶液の試験終了時まで保管
   3)明確なラボエラーが断定できない時
  3.製造工程の調査
   1)該当ロットの逸脱確認
   2)最近のロットの試験結果の確認
   3)最近のインプロデータの確認
  4.再試験実施の問題点
   1)再試験のための調査
   2)試験者数と試験数
   3)再試験の判定
  5.再サンプリング時の問題点
   1)サンプリング時の問題有無
   2)再サンプリングのための調査
   3)再サンプリングの根拠
  6.よくある質問
   1)OOSを考慮して最初にどの程度サンプリングするのか
   2)外部試験委託先のOOS/OOTの管理
   3)最初のデータを棄却するためにはどうするか
  7.OOS/OOTからの実際の改善事例
   1)日局標準品の純度Up対応
   2)粒度バラツキの大きい製剤の包装変更
   3)溶出試験の6錠(カプセル)中、1錠(カプセル)規格外 など
  8.OOT活用による製品の改善とリスク防止
   1)OOTを導入するきっかけになった製品回収事例
   2)安定性モニタリングでの溶出試験不適合による製品回収事例とその対策
 【2】PIC/S GMPガイドラインのサンプリング対応
  1.PIC/S-GMPガイドラインの位置づけ
  2.PIC/S-GMPガイドライン Annex8「サンプリング」
  3.全梱包の原料確認試験の要求と統計的根拠に基づく受け入れ試験検査
  4.製造所の実施状況とPIC/S GMPガイドライン対応方針
  5.全梱包の同一性の確認 
   1)相手先製造所の品質保証体制の確認
   2)流通段階の保証(GDPの視点も含め)
   3)輸送中の一時保管場所での管理
   4)受け入れ時の保証
  6.均質性の確認
   1)原料/製剤の均質性評価
   2)受け入時のロット毎の均質性の確認
   3)縮分による均質性の確認
  7.確認試験の簡便法
   1)ラマン分光
   2)近赤外 
   3)アルミピロー/金属容器など、非破壊検査ができない包装形態品の対応
  8.まとめ(製造所の実際の方法案)
   1)計画案の作成
   2)ラマン分光/近赤外での検討
   3)均質性データの確認
   4)査察による製造所のコンタミ防止策確認
   5)輸送業者、方法の確認と取り決め
   6)サンプリングの削減について
  9.サンプリングでの保証に関する基礎知識
   1)第1種の誤り/第2種の誤り
   2)様々なサンプリング方法
     (ロット構成&製造方法を考慮してサンプリング方法を定める)
   3)OC曲線の理解
   4)抜き取り試験(JISA-9015)
   5)現場でのサンプリングの課題とその対応
     ・意図的なサンプリングによる製品回収
     ・現場でサンプリングを行う場合
   6)外観不良/異物は全工程(QCの抜き取り試験含め)で保証

関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連する通信講座
関連するタグ
フリーワード検索