伝熱の基礎とExcelによる熱計算演習講座
~Excel実習付きセミナー/ノートパソコンと関数電卓をご持参ください~

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セミナー概要
略称
Excel熱計算
セミナーNo.
170203
開催日時
2017年02月01日(水) 10:00~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第2会議室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)に割引になります。
 ★2名様以上同時申込の場合、1名につき43,200円(税込)にさらに割引になります。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
20名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
持参物
ノートパソコン、関数電卓、USBメモリ
備考
昼食・資料付き
講座の内容
趣旨
 電子機器や加熱設備、温度制御装置など、熱制御が必要な機器が増えています。
 このような機器の「熱設計」には温度予測が必要になります。しかし「熱計算」は基礎式が非線形になる上、伝導、対流、放射という3つの伝熱形態が同時に起こるため複雑です。実用的な設計計算を手計算で行なうことは難しく、ついつい高価な数値熱流体解析ソフト(CFD)に頼りがちです。
 熱設計や熱対策を合理的に行なうには、設計者自身が基本的な伝熱メカニズムを理解し、伝熱基礎式を用いて伝熱現象をモデル化し、論理的な分析ができることが重要です。Excelなどの表計算ツールを用いることで単純な基礎式を組み合わせて、実務的な熱計算を行なうことができるようになります。
 本セミナーでは伝熱現象とこれを表現する基礎式を理解し、これらを組み合わせて実用的な問題を解けるようにします。さらに熱回路網法を用いて複雑な熱モデルの組立てと、分析方法についても学びます。
 演習に用いたソフトは持ち帰って各自の熱設計に使用できます。
 
プログラム

1.熱設計の基礎知識
  1)機器の温度が制限される要因
  2)熱設計・熱計算の目的

2.伝熱の基礎
  1)熱とは何か? 温度とどう違うか?
  2)熱移動の基礎式
  3)熱伝導のメカニズムと基礎式
  4)対流のメカニズム
  5)平板自然対流・強制対流熱伝達の計算
  6)放射のメカニズムと基礎式
  7)放射係数と形態係数
  8)物質移動による熱輸送の式
 【手計算演習】 多層基板の計算、自然対流平板の温度予測

3.温度予測手法とその原理・精度
  1)基礎式を組み合わせて解く方法
  2)熱回路網法による熱伝導計算
  3)熱回路網法による対流・放射の非線形計算
  4)熱回路モデルの基本ルール
 【Excel演習】 多層基板の計算、自然対流・放射平板の温度予測

4.Excelによる電子機器の熱計算方法
  1)基板・コイルの等価熱伝導率計算
  2)接触熱抵抗のメカニズムと計算法
  3)基板の熱解析(サーマルビアの効果と有効本数)
  4)密閉筐体の内部温度計算
  5)自然空冷・強制空冷筐体の内部温度
 【Excel演習】 通風口面積と筐体内部空気温度

5.熱回路網法による定常計算
  1)放熱プレートの温度分布計算
  2)熱回路網法の基礎原理
  3)発熱体を実装した筐体の熱対策検討
 【Excel演習】 アルミプレートの温度分布、筐体内部温度と通風口面積

6.熱回路網法による非定常計算事例
  1)プレートの温度上昇時間
  2)センサによる温度制御
  3)温風ヒータによる物体の加熱時間
 【Excel演習】 アルミプレート温度のセンサによる制御

7.Excelによるヒートシンクの熱計算
  1)ヒートシンク設計の流れ
  2)自然空冷ヒートシンクの熱計算
  3)強制空冷ヒートシンクの熱計算
  【Excel演習】 市販ヒートシンクの性能推定

≪質疑応答・名刺交換≫
 

キーワード
伝熱,熱計算,熱回路網法,熱設計,熱伝導,Excel,実習,演習,,研修,セミナー,講座
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