市場を見る視点、製品アイデアを創出するための顧客価値の見つけ方等、ロードマップ作成の過程で重要になる考え方を紹介!
1. なぜ今ロードマップなのか?
(1) 21世紀の日本の産業界の現実
(2) 日本企業が行く道
(3) 長期視点を持つ企業(東レ、トヨタ)
(4) ロードマップの意義
(5) ロードマップ作成における日本企業の現実
- 「長期でテーマを考える余裕などはない」(機械メーカー)
- 経営者の役割と現実
(6) 将来を見据えての施策が最終的に目前の収益として結実する
2. ロードマップとは?
(1) 「違いを作って、つなげる」ことで長期的利益を実現する
(2) ロードマップの目的と要件
(3) 良いロードマップを作るために
1) 長期的視野での目標の設定
- ロードマップのイメージ
- MPT(市場・製品・技術)モデル
- ロードマップで設定すべき項目
2) 市場起点
-長期的目標は一義的には市場が決める
-市場の大きな流れを追い風にする
3) 関係者の意思・意図
- 集団の英知の利用
- Boys! Be ambitious! Girls! Be ambitious!
4) 事業ビジョン
- googleの例
5)過去のアンラーニング
- 既存の固定的思考が制約となる
- 固定的思考の払拭:アンラーニング
6) 目標実現のための時間の確保と確実な実行
7) 目標達成に向けての英知と経営資源の結集
3. ロードマップの作成プロセスの全体像
(1) 市場を起点とし、技術を起点としない
(2) 公開技術ロードマップは参考に
(3) 「自社の強みを活用してこんなテーマを展開しよう!」はあって良いが...
(4) 仮説と検証のサイクルを回すことの重要性
(5) 事業ビジョンの議論
(6) 過去のアンラーニング
(7) ロードマップ作成の全体プロセス
4. ステップ1:事業ミッションの議論
(1) 事業ビジョンと事業ミッションの関係
(2) 事業ミッションがないと...
(3) 東レ/JINの例
(4) 事業ミッションの要件
5. ステップ2:過去のアンラーニング
(1) Out-of-the-box 思考
(2) 過去のアンラーニングの手法:「ばかり」分析
(3) 「会社の不文律」
(4) メンバーに固定的思考を外そうとする姿勢の醸成
6. ステップ3:市場ロードマップの作成
(1) 市場ロードマップの重要性
(2) 市場ロードマップの良くみられる4つの問題点
- 問題1:既存の延長線上で市場を見る
- 問題2:通り一遍なマクロ環境分析
- 問題3:既存の顧客しか見ていない
- 問題4:顕在ニーズしか見ていない
(3) 市場を見る視点の重要性と3つの軸『TAD』
時間軸、分野軸、深度軸それぞれを見る手法
(4) 日頃からの市場を理解する活動の重要性
(5) 市場ロードマップの記述事項
- 市場ロードマップ作成ワークシート
- 市場ドライバーと市場ニーズ
- 市場でのイベント・市場トレンドと市場ニーズの関係
- 市場ニーズの大きさを表す定量指標
7. ステップ4:製品ロードマップの作成
(1) 広い製品アイデア創出の視点の必要性と顧客価値
拡大モデル
(2) 顧客価値拡大モデル(VACESモデル-B2B製品の例)
- Value: 顧客自身の製品・サービスの提供価値向上
- Anxiety: 顧客の懸念・面倒の払拭
- Cost: 顧客の『全体』コスト低減
- Empowerment :顧客社員の作業環境や能力の向上
- Society: 顧客の社会的価値向上
(3) 顧客価値拡大モデル(VACESモデル-B2C製品の例)
(4) 市場ニーズの製品アイデアへの展開
- 対象市場セグメントとは
- 顧客提供価値とは
- 製品名とは
- 製品の中核機能とその水準とは
(5) 対象製品アイデアの選択の方法
- 製品アイデアの評価軸
- 製品ロードマップ作成ワークシート
8. ステップ5:技術ロードマップの作成
(1) 技術ロードマップの記載事項
- 「どんな技術が必要か?」:中核技術
- 「中核技術」の「中核技術実現オプション」への展開
- Value Graphの利用
- 対象「中核技術実現オプション」の選択
- 技術ロードマップ作成ワークシート
(2) 「中核技術実現オプション」の時間軸上への展開の注意点
- 市場イベント・トレンドドリブン
- 意欲的な開発期間の設定と収益
(3) 時間軸の再調整
(4)全社・事業単位での技術ロードマップの統合
9. 成功するロードマップ作成プロジェクトの進め方の要点
10. ■演習■
顧客価値拡大モデル(VACESモデル)使った、
製品ロードマップの作成に向けての製品アイデア創出
11.最後に
【質疑応答・名刺交換】