1日目、2日目それぞれ1日だけのご受講も可能です。
2日間お申込みされる際には、当ページよりお申込みください。
どちらか1日のみご参加の際には、上記リンク先よりそれぞれお申込みください。
【1日目】医薬ライセンスの基礎と化合物の評価および契約書作成のポイント
https://www.rdsc.co.jp/seminar/170508
【2日目】ライセンスフィーの設定とライセンス交渉の実務ノウハウ
https://www.rdsc.co.jp/seminar/170509
お申込みについて
2日間お申込みされる際には、当ページよりお申込みください。
どちらか1日のみご参加の際には、上記リンク先よりそれぞれお申込みください。
【1日目】医薬ライセンスの基礎と化合物の評価および契約書作成のポイント
1日目(5月30日(火) 10:30~16:30)
【講演の趣旨、ポイント、習得できる知識など】
まず医薬ライセンスの特殊性と基礎的な用語についてお話しします。実務としては交渉プロセスと化合物評価や契約書の作成を取り上げます。
1)医薬ライセンスの歴史と特殊性
2)医薬ライセンスに関する基礎知識(用語とその意味など)
3)一般的な医薬ライセンス業務の流れと実務の進め方
4)化合物評価(候補化合物の探索からデューデリジェンスまで)
5)多様化したライセンスストラクチャー
6)契約書の作成
【プログラム】
はじめに
1.医薬ライセンスの特徴
1.1 医薬品の承認認可制度と研究開発
1.2 他の産業のライセンスとの違い
2.医薬ライセンスの基礎知識
2.1 対象~開発・製造・販売権、商標、ノウハウ~
2.2 ライセンス形態~買取、共同開発、共同販売など~
2.3 ライセンスフィー
2.4 ライセンス契約とその関連契約
3.ライセンス交渉の流れ
3.1 社内検討と承認
3.2 相手企業へのアプローチ
3.3 導出導入希望の表明
3.4 秘密資料の入手
3.5 主要契約条件の協議
3.6 デューデリジェンス
3.7 契約書の作成~契約書全条項に関する協議~
3.8 契約締結
4.ライセンス化合物の評価
4.1 ポートフォリオ分析
4.2 Target Product Profile
4.3 候補化合物の探索
4.4 公開資料の入手方法
4.5 候補化合物の選定と優先順位付け
4.6 秘密資料による評価
4.7 収益性分析
4.8 デューデリジェンス
1)デューデリジェンスの実施時期
2)実施方法
3)最終評価~ラインセンス可否の判断~
5.ライセンスストラクチャー
5.1 ストレートライセンス
5.2 交換化合物がある場合
5.3 条件付きライセンス契約
5.4 包括的ライセンスや企業買収
5.5 オープンイノベーション
6.契約書の作成
6.1 タームシート~主要条件に関する協議~
6.2 契約書の内容
1)対象と種類
2)目的
3)主要な契約条項
4)経済条件に関わる条項
6.3 注意点
1) 独占禁止法による制限行為
2) 契約満了あるいは解約時の注意点
おわりに
【2日目】ライセンスフィーの設定とライセンス交渉の実務ノウハウ
2日目(5月31日(水) 10:30~16:30)
【講演の趣旨、ポイント、習得できる知識など】
前回、質問の多かったライセンスフィーの設定について、事例に基づいてランセンス交渉の場でも使いやすい簡易収益性分析法を紹介し、その基本的な考え方や運用方法についてお話します。最後に、最近の医薬ライセンスの傾向について概説します。
1)簡易収益性分析法
2)マイルストンやロイヤルティ設定の考え方
3)楽観・悲観モデルの組み方
4)大型医薬品のライセンスフィーの考え方
5)サブライセンスにおけるライセンスフィーの考え方
6)収益性分析結果のライセンス交渉での実践的な使い方
7)医薬ライセンスの最近の傾向
【プログラム】
はじめに
1.ライセンスフィー ~事例検討~
1.1 標準となるマイルストンの設定
1) 第1回マイルストンの意味と設定方法
2) 各開発段階のマイルストンの意味と設定方法
3) コマーシャルマイルストン
4) マイルストンの総額と割り振り方~リスクの軽減~
1.2 標準となるロイヤルティの設定
1)対象~特許、ノウハウ、商標~
2)ロイヤルティの考え方
3)ロイヤルティの支払い期間
4)ロイヤルティの設定方法
5)留意点~正味売上高と査察方法~
1.3 簡易分析法における開発リスクの織り込み方
1.4 楽観モデルと悲観モデル
1)主な変動要因
2)楽観・悲観モデルの設定~開発戦略と販売戦略~
3)楽観モデル設定の留意点
4)悲観モデル設定の留意点
1.5 大型医薬品のライセンスフィーの考え方
1)収益性評価の指標に現れる特徴
2)売上高のマイルストンへの反映方法
3)売上高のロイヤルティへの反映方法
4)コマーシャルマイルストンの活用
1.6 サブライセンスにおけるライセンスフィーの考え方
1)特許ホルダーの位置づけ~買取と共同研究、共同開発~
2)サブライセンスの収益性評価
3)マイルストン設定の考え方
4)ロイヤルティ設定の考え方
1.7 Win-Win条件の考え方
1)収益性分析における50/50の意味
2)リスクシェアに基づくWin-Winの考え方
3)ライセンス交渉での落としどころ
4)サブライセンスでの留意点
1.8 収益性分析のライセンス交渉での実践的な使い方
1)打ち出し案作成の考え方~楽観モデルとの違い~
2)フォールバックポジションの考え方~悲観モデルとの違い~
3)相手先の収益性分析結果の推定~提案や要望からの推定方法~
4)見逃しがちな経済条件
5)数字に表せない経済条件関連条項の活用
2.医薬ライセンスの最近の傾向
2.1 ライセンスフィー
2.2 ライセンスストラクチャー
2.3 オープンイノベーション
おわりに