2017年10月11日(水)
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次世代自動車に要求される、インダクタ、キャパシタ、放熱機構、ノイズフィルタ等に関する知見が得られる。また、車載用次世代パワー半導体の開発指針についてもヒントを得られる。
次世代自動車の部品業界はレッドオーシャンとなる。この次世代自動車への商戦を生き抜くためには、2020年から始まる次世代パワー半導体に係る技術が鍵となる。トヨタは炭化シリコン(SiC)パワー半導体を搭載することを明言しており、この技術変革に対して、どの様な部品、材料が要求されるかが未だ不明瞭である。
本セミナーでは、この技術指針に対して、トヨタの4代目プリウス用PCU、並びにボッシュ製DC-DCコンバータを分解することで、次世代車載用電気機器における技術動向を読み取っていく。
1.トヨタ・プリウスの歴史
1-1 初代プリウスから4代目プリウスの違い
1-2 プリウスにおける大きな技術変革
1-3 3代目と4代目プリウスの大きな相違点
1-4 プリウスにおけるPCUと車両構造の関係
2.4代目プリウス用PCUの分解解説(上層部~中層部)
2-1 4代目プリウス用PCUの全容
2-2 制御基板とゲート駆動回路(上層部)
2-3 パワー半導体と平滑キャパシタ(中層部)
2-4 チョッパ用インダクタと平滑キャパシタ(中層部)
2-5 歴代プリウスにおけるパワー半導体の進化
3.4代目プリウス用PCUの分解解説(下層部)
3-1 補機類用DC-DCコンバータ
3-2 DC-DCコンバータに使用されるパワー半導体
3-3 DC-DCコンバータに使用される受動素子
3-4 2代目プリウス用DC-DCコンバータとの相違点
4.3代目プリウスと4代目プリウスとの相違点
3-1 各PCUの諸元比較
3-2 パワー半導体冷却方法
3-3 平滑キャパシタ設置位置
3-4 平滑キャパシタ容量の違いとその意図
5.SiCパワー半導体のPCU適用予想
5-1 車載用SiCパワー半導体のスイッチング周波数予測
5-2 車載用SiCパワー半導体の冷却方式予測
5-3 車載用SiCパワー半導体の目的は小型化か高効率化か?
5-4 SiCパワー半導体は2020年以降も車に載り続けるか?
6.欧州の48V電源システム車(マイルドハイブリッド車)の動き
6-1 車載用48V電源システム車の概要
6-2 48V電源システム車の最前線
6-3 48V電源システム車の歴史
6-4 48V電源システム車の戦略
6-5 48V電源システム車とPHVの戦略の違い
7.欧州の車載部品メーカの動き
7-1 ボッシュ製DC-DCコンバータの概要
7-2 コンチネンタル製DC-DCコンバータ
7-3 Valeo製回転機のインバータ
7-4 デンソー製回転機と欧州勢との比較
8.ボッシュ製DC-DCコンバータの分解解説
8-1 ボッシュ製DC-DCコンバータの回路方式
8-2 ボッシュ製DC-DCコンバータの使用部品
8-3 ボッシュ製DC-DCコンバータのパワー半導体
8-4 ボッシュ製DC-DCコンバータの制御方式
9.総括
EU,電源,パワーモジュール,半導体,研修,講習会