1.炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の技術全体の概観
1-1. CFRPを構造に適用する理由
1-2. CFRP成形技術のロードマップ
2.熱可塑性CFRP(CFRTP)の種類、性能と価格、粘度の特徴
3.CFRTPと熱硬化性CFRP(CFRTS)の比較
3-1. 圧縮強度はCFRTPの方が低くなる: その理由の説明
3-2. 粘り強さ(破壊靭性)はCFRTPの方が高くなる: その理由の説明
3-3. 疲労強度はCFRTPの方が高くなる: その実例紹介
4.航空機構造へのCFRTPの適用事例紹介: オランダのFokker社が先導
4-1. フォッカー社のCFRTP技術ロードマップ
4-2. CFRTPの成形方法の概略
4-3. 大型旅客機(エアバスA380)主翼前縁(J-Nose)へのガラス繊維/PPS構造の適用
4-4. ガルフストリームG650を対象としたCFRTP尾翼デモ構造の開発
4-5. 舵面などへ適用するCFRTP「折り紙」技術の開発
4-6. CFRTPを胴体全体に適用するための技術開発事例
4-7. アグスタ- ウェストランド社製ヘリAW169の尾翼のCFRTP構造
4-8 Fokker社以外のCFRTP部品の開発: エアバスA350のClip
5.自動車構造へのCFRTPの適用:
名古屋大学ナショナルコンポジットセンター(NCC)の技術開発プロジェクト紹介
5-1. プロジェクトの背景と欧州の技術動向
5-2. 我が国でのCFRTP(CFRTSも含む)の自動車への適用事例
5-3. 2017年3月のJECショーでの欧州の最新のCFRTP適用事例紹介
5-4. NCCプロジェクトでの実施目標と実施体制
5-5. 基礎技術としているLFT-D技術の概要と長所・欠点
5-6. NCCプロジェクトの開発目標と技術課題、研究開発の進捗状況
5-7. NCCプロジェクトで使用する設備とシャーシ部材成形例、フロアパネル成形のビデオ
5-8. 各部材の接合方法: NCCでは超音波融着を使用: その原理と接合例
5-9. プロジェクト目標であるLotus Elise シャーシ完成品の紹介
6.結言
【質疑応答・名刺交換】