2018年06月29日(金)
10:30~16:30
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学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
16名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
• 薬の吸収、分布、代謝、排泄、相互作用の基礎
• 薬物動態速度論の各パラメータの理解と実際の応用
• 薬物を併用した場合の相互作用の発現機構
• 新薬開発における薬物と血漿タンパクとの結合率の考え方
• 種々の因子により薬物による毒性が発現した事例、発現機作および考察
(6/13更新)
「薬物動態学」では、薬物の吸収、分布、代謝、排泄、相互作用の基本を説明し、生体の薬物濃度の時間推移の重要性を解説する。
「薬物動態速度論」では、演者が大学で実際に行っている方法でグラフを描き、計算し、練習問題を解くことにより、薬物動態速度論の各パラメータの意味を理解するとともに薬物動態データの読み方を解説する。
次に、新薬開発において薬物と血漿タンパク結合率をどの様に評価するかについての知見を紹介し、臨床での事例を文献に基づいて解説する。
最後に、薬物に薬物の相互作用などのメカニズムにより毒性、副作用が発現した事例について紹介し考察する。
(薬剤師国家試験にも役立つ内容になっています)
(6/13更新)
1.薬物動態の基礎(生物薬剤学)
1)薬物の生体膜通過
1-1 単純拡散
1-2 能動輸送
1-3 促進拡散
1-4 膜動輸送
2)吸収
2-1 小腸
2-2 リンパ管系
2-3 口腔、直腸、皮膚、肺、その他
2-4 消化管吸収に影響を与える因子
3)分布
3-1 薬物分布に影響を与える因子
3-2 脳への薬物の移行
4)代謝
4-1 代表的な薬物代謝酵素
4-2 薬物代謝酵素の変動要因
4-3 遺伝的素因
5)排泄
5-1 腎排泄
5-2 胆汁中排泄
5-3 腸管循環
6)薬物相互作用
6-1 代謝過程
6-2 排泄過程
6-3 薬力学的(薬理学的)作用
2.薬物動態速度論
1)1-コンパーメントモデル
1-1 静脈内投与モデル
・体内の薬物の消失速度、消失速度定数
・血中薬物濃度式と半減期、分布容積、全身クリアランス、AUC
・簡単な数学と演習問題
2-1経口投与モデル
・血中薬物濃度式
・吸収速度定数と消失速度定数
・CmaxとTmax
3-1クリアランス
・組織クリアランスと固有クリアランス
・肝クリアランス、腎クリアランス、初回通過効果
4-1 バイオアベイラビリティ
・絶対バイオアベイラビリティと相対バイオアベイラビリティ
・量的バイオアベイラビリティと速度的バイオアベイラビリティ
・生物学的同等性
3.新薬開発におけるタンパク結合の評価
・血漿中の主な結合タンパク質
・タンパク結合の変動要因
・承認薬のタンパク結合率の推移
・ドラッグデザインにおけるタンパク結合
・臨床におけるタンパク結合の影響
(オピオイド鎮痛薬:モルヒネ、オキシコドン、フェンタニルを例に)
4.毒性解析の事例
4-1 アセトアミノフェン
・肝毒性発現のメカニズム
・アセトアミノフェン中毒の解毒
4-2 ソリブジン
・代謝酵素の特性
・薬物の相互作用に起因した毒性発現
4-3 ワルファリン
・代謝酵素の遺伝的多型
・薬物の相互作用に起因した毒性発現
4-4 リファマイシン
・黄疸発現のメカニズム
・併用毒性
【質疑応答・名刺交換】