◆繊維強化プラスチック(FRP)の弾性率、強度の基本から
      破壊モード、繰り返し応力による疲労までを理解し、強度向上を目指す!

CFRP/CFRTPおよびGFRPの最新動向と強度向上の具体的方法【大阪開催】

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
FRP強度向上【大阪開催】
セミナーNo.
180741
開催日時
2018年07月04日(水) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
■学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付き
講座の内容
受講対象・レベル
・化学・自動車・家電等メーカーの技術・開発に携わる方
・プラスチック成形加工の技術・開発に携わる方
・繊維強化プラスチックの最新情報と強度向上に関心の深い方
 
習得できる知識
・繊維強化プラスチックの材料・成形加工の最新動向
・繊維強化プラスチックの弾性率・強度・破壊に関する実用的知識
・繊維配向と界面接着力強化による強度向上の実用的知識・応用
 
趣旨
 軽量化による燃費向上の期待から、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の自動車分野への本格的な適用が検討されており、量産車への採用も始まっている。量産には熱可塑性樹脂を母材とするCFRTPが向くが、強度の問題からエポキシによる熱硬化がまだ中心となっている。このような現実を背景に、本セミナーでは化学・自動車・家電等の技術・開発に携わる方々を対象として、繊維強化プラスチックの最新情報を紹介し、強度向上を目指す。本セミナーの特長は、(1)図示やデータによるやさしい解説、(2)強度向上の具体的な方法の明示、(3)破壊や疲労の解説も含むことである。
 
プログラム
1.繊維強化プラスチックの最新動向
  1-1 車載用CFRP/CFRTPの世界需要予測
  1-2 自動車におけるCFRP/CFRTPの適用可能箇所
  1-3 NEDOの「ハイサイクル一体成形 (RTM)」
   1-3-1 超高速硬化エポキシ樹脂の開発
   1-3-2 多点注入による高速樹脂含浸
  1-4 CFRTPの成形加工技術の開発動向
   1-4-1 高速スタンピング成形と内圧成形
   1-4-2 射出成形(直接成形、ハイブリッド成形)
   1-4-3 Bond Laminates 社の技術開発
   1-4-4 現場重合ナイロン6を用いた連続繊維強化
  1-5 NEDOの「サステナブルハイパーコンポジット技術」
   1-5-1 CFRTP中間基材の開発
   1-5-2 一方向性基材と等方性基材の曲げ強度
   1-5-3 高速成形と接合技術
   1-5-4 ダブルベルト・プレスを用いた連続含浸
  1-6 新構造材料技術研究組合(ISMA)における開発
   1-6-1 NCCにおけるCF/ナイロン6のLFT-D法
   1-6-2 LFT-D法の成果:シャシーの構造部材成形と高速接合
   1-6-3 世界初, CFRTPのみの自動車用シャシー

2.繊維強化プラスチックの弾性率
  2-1 一軸配向材料の弾性率:縦引張・横引張・せん断・曲げ
  2-2 繊維長増加による引張弾性率の向上
  2-3 繊維の配向による引張弾性率の向上
  2-4 一軸配向と二次元・三次元にランダム配向材料の比較

3.繊維強化プラスチックの強度
  3-1 強度は何で決まるか
  3-2 一軸配向材料の強度:縦引張・横引張・せん断・曲げ
  3-3 繊維の配向と引張強度・曲げ強度の向上
  3-4 繊維に加わる引張応力と界面せん断応力の分布
  3-5 臨界繊維長とは
  3-6 界面せん断強度(IFSS)の測定法
  3-7 破壊モード:樹脂/界面破壊と繊維破断
  3-8 破壊モードに及ぼす繊維長の影響

4.強度向上の具体的方法
  4-1 繊維長・界面の接着力・繊維配向・樹脂の含浸
  4-2 樹脂/GFの界面接着の向上法
  4-3 シランカップリング剤の種類と役割
  4-4 マレイン化PP/GFの相互作用
  4-5 CFの製造プロセスと表面処理
  4-6 樹脂とCFの相互作用
  4-7 PP, PA6, PA66, PCとCFの界面エネルギー
  4-8 マレイン化PP/酸化処理CFの相互作用
  4-9 変性PP/CFの界面せん断強度
  4-10 一軸配向材料の繊維方向と直角方向曲げ強度
  4-11 樹脂自身の強度・弾性率が及ぼす影響
  4-12 CFへの熱可塑性樹脂の含浸法

5.繰返し応力による疲労
  5-1 S-N曲線:疲労限度型と連続低下型
  5-2 短繊維FRP/FRTPのS-N曲線
  5-3 高圧容器用の連続繊維CFRPのS-N曲線
  5-4 応力拡大係数Kとは
  5-5 疲労き裂伝播速度da/dN - 応力拡大係数範囲⊿Kの関係
  5-6 疲労き裂の伝播方向
  5-7 疲労き裂および破面観察
【質疑応答・名刺交換】
 
キーワード
熱可塑,熱硬化,樹脂,ポリマー,ガラス,炭素繊維,強化,プラスチック,強度,研修,セミナー
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