グループワークによる演習をしていただき、研究開発ポートフォリオのマネジメントの実際を体験いただきます!
1. 最初に
(1) 日本企業の置かれている現実
- アジアの新興企業の対象:Low Hanging Fruit
- 日本企業のあるべき対象:High Hanging Fruit
(2) 日本企業の研究開発マネジメントの現実
- 将来への備えがおざなり
- 緊急度が低く、重要度の高い長期テーマ
(3) 研究開発ポートフォリオの大きな目的
2. 研究開発ポートフォリオ・マネジメントとは?
(1) ポートフォリオとは何か?
(2) 研究開発におけるポートフォリオの意味
(3) その1:未来に向かっての準備の確実化
(4) その2:キャッシュの流れのマネジメントツール
(5) その3:リスクの分散
(6) その4:研究開発の目的とそのマネジメントの視点の明確化
(7) 経営者の役割とポートフォリオ・マネジメントの関係
3. 研究開発ポートフォリオの企業事例
- 日立製作所
4. 研究開発ポートフォリオで利用する評価軸例
(1) 市場×製品(アンゾフの成長マトリクス)
(2) 市場×技術(自社精通・自社未知・世界未知)
(3) 自社技術体系中の技術
(4) 対象事業
(5) 研究開発のタイプ(改善・革新・基礎)
(6) 広義の研究開発の活動
(7) SEDAモデル
(8) What vs. How
(9) 技術の成熟度(揺籃・成長・成熟・老衰)
(10) 技術の重要度(萌芽・途上・戦略・基盤)
(11) 技術水準
(12) 市場投入までの時期
(13) 研究開発ステージ
5. 研究開発ポートフォリオの仕組み構築の全体像
6. ステップ1:研究開発の大きな方向性の設定
(1) タスク1:現状での重要課題認識のまとめ
(2) タスク2:マクロ環境分析
(3) タスク3:SWOTを利用しての戦略・施策のまとめ
(4) タスク4:研究開発の大きな方向性のまとめ
7. ステップ2:研究開発ポートフォリオ軸の設定
(1) 本ステップの位置付け
(2) 研究開発ポートフォリオ軸設定上の注意点
8. ステップ3:研究開発ポートフォリオの目指すべき姿構築
(1) 研究開発ポートフォリオ資源配分案設定作業手順
(2) タスク1:各象限での目標数値(アウトプット)の設定
(3) タスク2:経営資源インプット算定ロジックの構築
(4) タスク3:経営資源インプット設定
(5) 注意点:毎年見直し、進化させる
9. ステップ4:研究開発ポートフォリオの現状の姿調査
(1) 研究開発ポートフォリオの現状の姿調査の方法
(2) タスク1:自社の技術体系の設定
(3) タスク2:テーマ毎の技術への展開と技術単位での評価
(4) タスク3:全体集計
(5) タスク4:現状ポートフォリオ上の問題の分析
10. ステップ5:研究開発テーマ評価の仕組み構築
(1) 本ステップの位置付け
(2) テーマ承認・中止の評価項目の設定
(3) テーマ承認・中止の意思決定法の設定
(4) タスク1:事前の成果物の評価者への提出と準備
(5) タスク2:検討会での発表と質疑応答
(6) タスク3:検討会での評価者間の議論と意思決定
11. ステップ6:研究開発テーマ創出の仕組み構築
(1) 本ステップの位置付け
(2) 研究開発テーマ創出のためのフレームワーク
12. 演習
X社の研究開発ポートフォリオについて(グループワーク)
- 提示されたポートフォリオの問題点の議論
- 資源配分のあるべき方向性の議論
【質疑応答・名刺交換】