臭いのメカニズムから消臭剤の種類・特徴・加工法・使用例とその評価方法まで、講師2名が分かりやすく解説します!

消臭剤の基礎と試験・評価方法
※会場を変更しました(11/12)。

<変更前>江東区産業会館 第2会議室 ⇒<変更後>江東区文化センター 3F 第2研修室

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
消臭剤
セミナーNo.
181188
開催日時
2018年11月20日(火) 12:30~16:15
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区文化センター 3F 第2研修室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。また、当日学生証をご持参ください。
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
資料付き
講座の内容
プログラム

【1部】 消臭剤の基礎講座 ~臭いのメカニズム、消臭剤の種類、特徴、評価、応用等~

《主旨》
 物理吸着型剤消臭剤の代表である活性炭は、吸着量や吸着速度に優れ、多種臭気を吸着することができるが、吸着対象が悪臭に限定できないことや吸着物質を固定化できず再放出するという欠点がある。一方で一般的に無機系化学吸着型消臭剤は、特定の官能基を持つ臭気成分しか吸着しないが、各臭気に対応した消臭剤を複合することで、消臭効果が高く、低濃度の臭気まで吸着し、再放出しない特長を持つ。また、外観も白色~淡色であることから、衣装性を損なわずに実使用効果を発現できるという特長もある。本講演では、化学吸着型消臭剤の紹介、消臭メカニズム、評価方法、加工方法、及び使用例を解説します。


《プログラム》
1.臭いと消臭について
  1.1 臭気成分と臭気の発生原因
  1.2 臭いのメカニズムと臭気低減方法
  1.3 消臭方法の特徴

2.消臭剤の種類と化学吸着型消臭剤
  2.1 消臭剤の種類と特徴
  2.2 化学吸着型消臭剤の特長
  2.3 化学吸着型消臭剤の消臭メカニズム

3.消臭剤の評価方法
  3.1 消臭性能の評価方法
  3.2 消臭性能評価例
  3.3 消臭効果の持続性の考え方

4.消臭剤の加工方法と応用例
  4.1 消臭剤の加工形態
  4.2 塗布加工方法と加工例
  4.3 ディッピング加工方法と加工例
  4.4 練り込み加工方法と加工例
  4.5 自動車における用途例

5.業界基準と安全性について
  5.1 消臭関連業界について
  5.2 業界基準と安全性について

 

【2部】 消臭剤の評価試験と応用事例 ~ワークショップ付き~

《主旨》
 近年、より快適な生活空間を求める価値観の多様化によって消臭関連製品についての需要が高まり、さまざまな形態の製品が販売されています。トイレ、玄関やお部屋で使用され、すっかり身近なアイテムとなっている方も多いのではないでしょうか。一方で、肌着、靴下など繊維製品についても汗の臭いなどに対する消臭機能が付与された製品が定着化しており、消臭に対するニーズは今後も拡大していくことと思われます。
 しかしながら、実際にこのような製品を使用するとどれくらい効果があるのか、という疑問が生じます。消臭性能を数値化・評価し明確にすることは、訴求力をもつ製品を上市させるためには不可欠であり、そしてなにより消費者が安心して製品を使用する上でなくてはならないプロセスであると考えられます。
 本講座では、このような消臭関連製品の消臭性能をどのように評価するのか、試験規格とそれぞれの評価試験について紹介いたします。
 さらに今回は、試験に用いられる悪臭サンプルの臭気をワークショップにて実際に体験していただきます。悪臭物質を体感することで、商品企画や商品開発のお役に立てればと思います。


《プログラム》
1.悪臭サンプルを用いた臭気官能体験【ワークショップ形式】
  試験に用いる悪臭サンプル(10種予定)について臭い体験

2.芳香消臭脱臭剤協議会自主基準効力試験方法
  2-1.試験の概要
  2-2.試験方法

3.繊維評価技術協議会消臭性試験方法
  3-1.試験の概要
    ・消臭性とは?抗菌防臭性となにが違うか?
  3-2.試験方法
    ・機器分析(検知管法、GC法)、官能試験の紹介

4.繊維評価技術協議会光触媒消臭性試験方法
  4-1.試験の概要
    ・光触媒とは?消臭性の評価となにが違うか?
  4-2.試験方法
    ・光触媒消臭性をどのように評価するか?

5.応用事例
  5-1.応用事例(1)
    ・焼肉臭を捕集し布地に吸着させ、噴霧式消臭剤を噴霧後、測定した嗅覚測定法での測定例
  5-2.応用事例(2)
    ・熱脱着GC-MSを用いた悪臭揮発成分についての測定例
  5-3.応用事例(3)
    ・生ゴミや汚物を入れる袋から漏れる悪臭物質濃度について検知管及びGCを用いた測定例
  5-4.応用事例(4)
    ・悪臭物質を添加した洗濯液にて布地の洗濯を行い、消臭剤の有無で布地に残留する悪臭物質についてGC-MSを用いた測定例

 
スケジュール
12:30~14:15 第1部
14:15~14:30 休憩
14:30~16:15 第2部
※進行状況により多少前後いたします。
キーワード
臭い、消臭剤、化学吸着、試験、評価、加工、基準、安全性
関連するセミナー
関連する書籍
関連するタグ
フリーワード検索