ホーム > セミナー > 認知症治療薬開発の現状と今後必要とされる薬剤の開発

認知症治療薬開発の現状と今後必要とされる薬剤の開発

~臨床試験での留意点、開発失敗事例を踏まえて今後の創薬について解説~

セミナー概要

略称
認知症
セミナーNo.
開催日時
2019年02月22日(金)12:30~16:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
商工情報センター(カメリアプラザ) 9階 会議室
講師
【第1部】(株)クロエ 3Hライフサイエンス研究所長 
      兼 信頼性保証グループ長 牧 大輔 氏
《略歴》
2004年から約15年、医薬品開発業界での経験を有するが、大学では情報科学を専攻し、ITの分野にも明るい。医薬品開発業界に足を踏み入れたきっかけは、内資CROにて国産EDC開発に従事した事。
2009年より、現在の所属である「株式会社クロエ」の創業メンバーとして活動。累計300試験以上の被験者リクルートメントを支援してきた。
直近では、日本における被験者リクルートメント活動の認知・啓発を推進するため、また治験における正しい情報提供や運用プロセスを整備するために、2017年11月に業界4社で構成される「PRO協議会」を立ち上げ、その議長として、規制当局や業界団体に働きかけを行っている、被験者リクルートメントにおける日本の第一人者である。
2018年11月より、クロエグループのミッションである「誰もが“らしく”生きる社会の実現」をめざし、治験分野で培ったノウハウをヒトの健康や幸せに応用する研究を行う「3H ライフサイエンス研究所」の所長として、活動を行っている。また心理カウンセラーとしての経験も有しており、中枢神経領域の臨床開発にはその経験が活かされている。

【第2部】理化学研究所脳神経科学研究センター
     神経老化制御研究チーム チームリーダー 西道 隆臣 氏
《略歴》
1982年3月 筑波大学第二学群生物学類卒業(理学士)生物物理専攻
1984年3月 東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了(薬学博士)生命薬学専攻
1985年9月 米国Cornell University, School of Applied Physics, Visiting Scholar
1986年5月 米国Cornell University, School of Applied Physics, Research Associate
1988年3月 東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了(薬学博士)生命科学専攻
1988年4月 (財)東京都臨床医学総合研究所・遺伝情報研究部門 主事(97年10月迄)
1997年11月 理化学研究所 脳科学総合研究センター・神経蛋白制御研究チーム チームリーダー
2009年4月理化学研究所 脳科学総合研究センター・疾患メカニズムコア 神経蛋白制御研究チーム シニアチームリーダー
2018年4月理化学研究所 脳神経科学研究センター・神経老化制御研究チーム チームリーダー(センター改組による変更)
2015年4月 早稲田大学理工センター客員教授
2017年4月慶應義塾大学医学部客員教授

《所属学会》
日本認知症学会 理事
日本生化学会
日本薬学会
Society for Neuroscience, U.S.A.
日本神経科学会
日本病態プロテアーゼ学会
価格
非会員: 49,980円(税込)
会員: 47,250円(税込)
学生: 10,800円(税込)
価格関連備考
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付

講座の内容

プログラム

【第1部】 認知症治療薬開発におけるR&R(Recruitment & Retention)

《習得できる知識》
 ・臨床試験における被験者募集および脱落防止に対する考え方
 ・認知症治療薬開発R&Rにおける世界と日本の差
 ・認知症領域における被験者リクルートメントの注意点
 ・参考となる他領域の事例紹介

 1.被験者募集と脱落防止に対する取り組み
 2.臨床試験における患者中心主義の取組み
 3.患者中心主義の海外事例 ~患者経験の収集/活用事例・臨床試験での留意点
 4.今後の課題と展望 など


【第2部】 認知症薬の現状と今後必要とされる薬剤の開発

《講演の趣旨》
現在、米国を中心に認知症予防薬に対して以下の臨床試験が進行している。対象は前臨床性アルツハイマー病患者(Preclinical AD patients)である。()内は被験者数を示す。
1.API-ADAD: PSEN1 mutation carriers (300)
2.API-APOE4: Homozygous APOEε4 carriers (1340)
3.DIAN-TU: PSEN1, PSEN2 and APP mutation carriers (210)
4.A4: Amyloid PET positive humans (1150)
これだけの被験者を集め、臨床検査を行うために、1兆円を超える費用を要したと考えられるが、これらの試みは失敗する可能性が非常に大きい。
本講演では、米国における試みが何故失敗するかについて解説し、新しい創薬への道を提案する。

はじめに
 1.アルツハイマー病の発症機構
 2.アルツハイマー病治療薬(予防薬)の盛衰
   2.1コリンエステラーゼ阻害剤
   2.2NMDA受容体ブロッカー
   2.3γセクレターゼ阻害剤
   2.4βセクレターゼ阻害剤
   2.5抗体医療
 3.前臨床試験のために開発された動物モデル
   3.1過剰発現に依存する第一世代モデル
   3.2第一世代モデルにおける二つの不確定性
   3.3過剰発現に依存しない第二世代モデル
 4.予防薬開発におけるパラダイムシフト:症状からバイオマーカーへ
   4.1血中Aβ42
   4.2血中タウ
 5.タンパク質の定常量は合成系と分解系のバランスで規定される
   5.1Aβ分解酵素ネプリライシンの同定(Iwata et al, Science, 2001)
   5.2ネプリライシン活性化因子ソマトスタチンの同定(Saito et al., Nat Med, 2005)
   5.35種類のソマトスタチン受容体サブタイプ(Nilsson et al, in preparation)
   5.4標的GPCRの同定
 6.経口投与可の低分子アルツハイマー病予防薬のスクリーニングへ向けて
 7.次世代型モデル動物を用いた前臨床試験



 
キーワード
認知症、治療薬、研修、セミナー

関連するセミナー

関連する書籍・DVD

関連する通信講座

関連するタグ