2019年10月21日(月)
10:30~16:30
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非会員:
55,000円
(本体価格:50,000円)
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11,000円
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■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
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■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。また、当日学生証をご持参ください。
※2019年10月1日以降に開催されるセミナーの受講料は、お申込みいただく時期に関わらず消費税が10%になります。
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
・電子機器開発の経験が浅く、基礎的なことからマスターしたい方
・電子機器開発、EMC設計・対策(ノイズ対策)について、ある程度の経験はあるが、全体を整理して理解したい方
・EMC設計・対策(ノイズ対策)に携わっているが、なかなか思うようにいかないと感じている方
・電子機器のノイズ問題の基本的なメカニズムの理解
・ノイズ対策設計の基本的な考え方と要点
・機器個別に対応したプリント基板の回路実装設計の実際的手法
・ノイズ対策設計において、見落としやすいポイントの理解
電子機器のノイズ問題に対して、電磁界解析や実験などで得られた対策手法、ノウハウ、ルールなどが蓄積されてきています。それでも、出荷段階でEMC規格をクリヤできず、苦しむこともあります。この中には、以前は効果があったのに、今回は思うようにいかなかったということもあります。このような事態にならないためには、ノイズ問題のメカニズムをきちんと理解し、機器個別に対応した設計を行う必要があります。
本講座では、始めに、基礎編として一般論を整理します。次に、実際編として、応用が効くように回路実装設計における重要なポイント、及び、見落としやすいことなどを重点に、わかりやすく解説します。
1.電子機器のEMC問題(ノイズ問題)と規格の概要
1-1.IoT時代の電磁環境 -電子機器を取り巻く電磁環境
1-2.電子機器から見たEMC問題
1-3.EMC規格の概要
・EMC規格の概要
・EMC規格 -クリヤが難しい規格は?
2.EMC対策 3つの基本的な考え方
2-1.全方位、全周波数領域で配慮 -もぐらたたきにならないために
2-2.エネルギーの流れ:ノイズ発生の上流側で配慮 -効果的な対策のために
2-3.機器開発のステップ:開発工程の上流で配慮 -開発コスト、期間の最小化のために
3.EMC対策の中心はプリント基板の回路実装設計
3-1.なぜ、プリント基板の回路実装設計が重要なのか
3-2.プリント基板で起きる3つのノイズ -SI、PI、EMI
3-3.最も厄介なEMIノイズ 発生源で対策するのが基本
3-4.ノイズ対策の階層と考え方
4.前準備:回路実装設計のために必要な電磁気・伝送回路の基礎
4-1.電子機器設計に必要な基本知識
4-2.回路図を見て思いこまないために
4-3.回路図には見えない結合を理解するために
4-4.デジタル回路特有の電磁界
4-5.分布定数回路の振舞い
4-6.意図せずアンテナになってしまうもの -アンテナモデルと放射
5.基礎編:回路実装設計にとって必須となる8つの基本ルール
5-1.電子回路の基本3要素
5-2.デバイスの選択と実装設計
5-3.配線への配慮
5-4.グラウンド系の強化
6.実際編:機器実装設計で見落としやすい放射体の特性
6-1.プリント基板周辺の金属板の影響
6-2.接続ケーブルの影響
7.実際編:基本ルールはどこまで有効か -実験基板による基本ルールの検証
7-1.実験基板とパラメータ
7-2.パラメータの影響分析
・デバイスの影響
・層構成の影響
・電源層分割の影響
・ビアの影響
7-3.パラメータの影響のまとめ
8.万能ではない基本ルール その限界と留意点
8-1.基本ルールの限界
8-2.放射特性を決めるメカニズム
8-3.知っておきたい基本ルールの意義と留意点
9.まとめ -これからのノイズ対策設計の展望
【質疑応答・名刺交換】
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