誰も教えてくれない「座りの科学」を基礎からじっくり学べます!自動車用シート、椅子開発に関わる方はぜひご参加下さい!

座りの人間工学からみた自動車用シートの基礎学
-日常生活と座りの科学-

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
自動車シート
セミナーNo.
200159
開催日時
2020年01月29日(水) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。また、当日学生証をご持参ください。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・座りに関わる企画・開発・設計担当者
・座りに関わる販売・営業担当者
・座りに関心のある方
 
習得できる知識
・座りの科学 座りの基礎と原理原則
・座りと人間工学
・分けてはならない座姿勢と寝姿勢
・座りの常識と非常識
 
趣旨
 若者の自動車離れ、高齢ドライバーによる交通事故、AI(人工知能)自動車、地球温暖化など人間にとって便利であった自動車が正と負を表出する時代に入った。
 時代が変わっても、自動車の運転姿勢や乗車姿勢は、座姿勢以外には考えられない。即ち、足が床に着き、臀部・背面・後頭部と接する座具姿勢である。言い換えれば、シートはこれらをうまく支持する役割をもつ。
 近年、量産いす・シート設計の多くはCADによるもので、手書きによる原寸図作成はほとんど姿を消した。いす・シートは人体系家具として建築・インテリア・人間工学分野において扱っており、原寸による寸法や角度を決めてきた。1㎜の寸法、1°の角度が座り姿勢や座り心地に影響することから原寸図には重要な意味があった。今では、パソコンによる作図に変わってしまったため、この1㎜、1°の意味は実感として伝わってこない。 
 この設計段階から座りに対する人体との関係が軽薄になってきて、できたものが身体に合わない、違和感があるなど、心地のよさが失われた座具の氾濫に繋がってしまっている。
 知人の椅子デザイナーI氏は、人間工学をマスターしたデザイナーで、未だに手書きによる椅子設計を行っている。(1)人間工学の学問マスター、(2)原寸図からいす製作へとアナログ的なアプローチ、これらが完成度の高い椅子づくりに至っているのは間違いのない事実で、彼の作品には常に合格点がつく。
 仮に量産シートであっても、彼の様なものづくり環境を構築していくならば、合格点に近いシートづくりが可能となる筈である。これは、45年を越える座り研究の経験から言えることである。
 日本のいす生活の歴史は極めて短い。座り方も選び方も、そして造り方も誰も教えてくれない。その中でのいす・シートづくりは、視覚的に評価されても心地よさを備えた座具が生まれないのは当たり前のことである。
 文科省が子供たちに座ることの意味と座り方を教えたなら、欧米に劣らない座具を作ることができる。この様な背景の中で、「いすづくり」や「いす使い」に役立つ知識を伝えることができるならば、この上ない教授冥利につきる。
 AI自動運転に多くの関心と期待がもたれる時代に、日常生活での着座姿勢は、人間の寿命を短くするという研究結果が異常なほどに家具メーカーに影響し、座り姿勢による作業が悪もの扱いされている。
 人体の骨格構造や姿勢と重力などの観点からみると、座姿勢は人体に無理を強いる姿勢であることは間違いない。これらについて繰り返し説いてきたが、残念ながらいす・シートづくりの世界にはその声が届いていかなかった。実に残念なことである。
 本セミナーでは、これらの疑問に対して正しい解釈ができ、あるべきシートづくりの在り方を「シートづくりの基礎」として伝えたい。
 
プログラム
1.オフィス家具メーカーが「座作業」から「立作業」推進の裏にあるもの
  ・通勤電車では座り派ですか?

2.いす・シートづくりの現状を教育者の立場から観る
  ・満足できるシートづくりの環境は整っていますか?

3.あってならない「知らないで」いす・シートづくり
  ・座りについて科学の目で説明できますか?

4.シートづくりにおける「人間工学」の役割
  ・人間工学を熟知していますか?

5.「姿勢」の違いと身体負担の違い
  ・身体に負担の少ない姿勢はどの様な姿勢ですか?

6.座姿勢が身体に及ぼすマイナスの影響
  ・日常生活から座姿勢を削減できますか?

7.いすメーカーがベッドを作らない理由
  ・座り姿勢と寝姿勢の共通点はありますか?

8.「体圧分布図」依存の座り心地評価は難しい
  ・体圧分布図で座り心地を読めますか?

9.「三層構造」はクッション材料構成の原理原則である
  ・クッション材料の三層構造を正しく説明ができますか?

10.運転姿勢に影響するシートの条件
  ・シート設計に配慮すべき条件は何ですか?

11.シートづくりの原理原則と具備すべき条件
  ・シートづくりにどこまで配慮をするか、手を抜くか?

12.これからどうする、「明日に向けて、次世代に向けて」のシートづくり
  ・真のシートづくり、次世代のシートづくりに何を加えるべきですか?

13.作る側にも使う側にも「座育」のすすめ
  ・シートづくりの教科書はありますか?

14.着衣とシート表皮材との相性
  ・着衣を配慮した表皮材を採用していますか?

15.ドライバーシューズとフロア材
  ・履物を考慮した床材を採用していますか?
キーワード
自動車、シート、椅子、人間工学、ユニバーサルデザイン、座り、姿勢、設計
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