<1>中国・米国・欧州のリチウムイオン電池産業の動向
13:00~14:40(質問等含)
ソニーが世界に先駆けてリチウムイオン電池の量産化に成功し、その後もしばらく世界をリードできたのは、日本人特有のすり合わせの文化が貢献したと思われる。米国は個人主義が強く、欧州は貴族文化が強いためほぼ壊滅状態となった。しかし日本の閉じこもる文化の弊害が大きくなると、韓国・中国にその地位を奪われてしまった。この状況をいかに回復するかを念頭に置きながら世界のリチウムイオン電池産業の動向を解説する。
1.動力用に焦点を
2.中国の材料メーカー
2.1 中国の正極材料メーカー
2.2 中国の負極材料メーカー
2.3 中国のセパレータメーカー
2.4 中国の電解液メーカー
3.中国の電池工場
4.中国のEV事情
5.欧州のリチウムイオン電池産業
6.米国のリチウムイオン電池産業
7.新天地を求めて
<2>LG化学における自動車用のリチウムイオン電池システムの開発
14:50~16:30(質疑等含)
ソニーを退職後、韓国のLG化学に技術顧問として携わって早くも約15年になった。自動車用Li-ion電池パックの主要技術であるバッテリーマネージメントシステム(BMS)の開発が当初からの目的であった。当時BMS用の制御ICは 殆どなく、ASIC開発が余儀なくされた。ASICの 開発とGMとの共同開発がうまく合致し、LGの自動車電池ビジネスの礎になったものと考えている。そこで、ASIC開 発とGM VOLT用Battery開発の技術的エピソードをとともに、韓国での仕事や日常生活を通して今昔の感想などを紹介する。
1.LG化学の紹介(韓国最大の化学メーカー)
2.自動車用バッテリーシステム開発
・ASIC開発 ・GM VOLTバッテリーシステム開発
3.LGの今後と課題
4.韓国生活のエピソード