インスツルメンテーションの視点からみたバイオミメティクス 第3回
~バイオミメティクス研究および製品開発の動向と今後の展望~

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セミナー概要
略称
バイオミメティクス第3回
セミナーNo.
cmc160304
開催日時
2016年03月18日(金) 10:00~17:10
主催
(株)シーエムシー・リサーチ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  40,741円 (本体価格:37,037円)
会員:  40,741円 (本体価格:37,037円)
学生:  40,741円 (本体価格:37,037円)
価格関連備考
1名に付き、40,000円(税込) ※資料代・昼食代含
講座の内容
趣旨
技術開発におけるバイオミメティクスは、古くて新しいテーマである。人間は鳥に憧れ飛行機などを開発し(機械系)、絹糸を模倣してナイロンなどの合成繊維が生まれた。酵素を模倣した触媒開発、葉緑素を模倣しての人工光合成など以前より取り組まれているテーマでもある(分子系)。近年バイオミメティクスが改めて注目を浴びている。これは、生物を観察するための各種カメラや顕微鏡など観察のための機器や計測・分析技術などの進歩により生物の機能に関する研究が進み、そのうえでナノテクノロジーなど、模倣を実現するための「製造」技術が進歩しているためと思われる。
 当該企画では、文部科学省科学研究費新学術領域「生物多様性を規範とする革新的材料技術」の領域代表で、高分子学会「バイオミメティクス研究会」運営委員長である千歳科学技術大学教授下村政嗣先生のご監修の基、バイオミメティクスのそれぞれのステップ~見る・測る・作る~で使用される具体的な機器類とその使い方およびそれらを用いての研究結果、開発成果を、具体的な事例をもとに、全4回のセミナーと書籍で解説する。3月18日開催予定の第3回「作る」では、観察・計測結果を活かして生物模倣をした各種製造方法を紹介する。製造方法としては、「自己組織化」「ゾル・ゲル法」「分子認識」「バイオミネラリゼーション」「ナノインプリント」「バイオテンプレート」を取り上げる。また、セミナーの内容を補ってセミナー4回シリーズ終了後に書籍を発行予定である。
プログラム

<1>はじめに ~バイオミメティクス研究の概要~

(10:00~10:10)
1. バイオミメティクス研究の意義と課題
2. 「見る」「測る」「作る」の意味と意義
3. なぜ、インスツルメンテーションが重要か(今回の企画の意義)
 

<2>モスアイ型高機能フィルム(仮) 

10:10~11:00
1. 反射防止フィルムとしてのモスアイフィルムの特性
2. モスアイフィルムのR to R光ナノインプリントによる大量作製技術の開発
3. モスアイフィルムの多機能性(超撥水、 昆虫滑落等)
 

<3>生物の自己修復/分泌メカニズムを模倣した機能材料の開発

(11:10~12:00)
ナノ空間に機能性ゲスト分子を導入することで, 外部からダメージを受けた際, 1)ゲスト分子の徐放による自己修復, 2)ダメージ層の剥離除去や温度等の刺激による表面機能の即時回復により,長期にわたる表面機能(防錆性,撥液性)維持を可能にするこれまでにない機能材料を紹介する。
 

<4>高機能ハイドロゲルの創製(仮) 

(13:10~14:00)
1. 皮膚の角質層の構造
2. ゲル内部における二重膜の積層構造の形成
3. ラメラ構造ゲルの工学的・力学的特性
4. 強靭化原理
 

<5>バイオミネラルの微細構造を模倣したリチウムイオン電池材料の作製

(14:10~15:00)
1. バイオミネラルの微細構造の特徴
2. バイオミネラルを模倣した微細構造の作製
3. 二次電池活物質としての電気化学的評価
 

<6>ナノインプリントを用いた生体模倣機能性表面・材料の開発(仮)

(15:10~16:00)
1. ナノインプリントの原理
2. 応用事例:光,水,細胞との相互作用
3. 今後の展開:情報工学・先端計測技術との融合
 

<7>藻類を鋳型とするバイオテンプレートプロセスと3次元機能材料

(16:10~17:00)
1. バイオテンプレートの背景と特徴
2. 藻類をバイオテンプレートとするプロセス開発
3. めっきを利用した3次元機能材料の作製
4. 高周波電波応用とバイオテンプレートプロセスの展望

おわりに ~本日のまとめ~
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