Ⅰ 蒸留プロセスの決定に必須の気液平衡
(1) 物性推算法
(2) 気液平衡の計算に必要な蒸気圧の推算法
(3) 気液平衡理論
1 気液平衡測定の原理
2 理想溶液:ラウールの法則
3 沸点計算法
4 x-y線図、相対揮発度
5 非理想溶液活量係数とその意味
6 ファンラール式、マーギュラス式
7 ウィルソン式,多成分系への拡張
8 NRTL式,2液相形成系への適用
9 理想溶液と非理想溶液の関係
(4) 気液平衡計算式選定のポイント
(5) 不溶解系の気液平衡の熱力学
1共沸温度の推算
2 共沸組成の推算
(6) 3成分系の気液平衡
1 蒸留の領域
2 残渣曲線
3 不溶解部分のある3成分系
4 共沸蒸留の原理
5 抽出蒸留の原理
(7) 気液平衡における塩効果の計算法
1 塩効果の原因溶媒和法(大江モデル)
2 イオン液体の効果は?
(8) 蒸気圧・気液平衡データの検索方法
1 気圧・気液平衡データベース構築の調査研究活動
2 NISTにおけるWebbookの問題点
3 蒸気圧計算ウェブサイト
4 気液平衡計算ウェブサイト
Ⅱ 蒸留塔の理論段数の計算方法
(1) 精留の原理と還流の必要性
(2) 理論段数:マッケーブ・シール階段作図法
1 濃縮部の操作線の式
2 最小還流比の計算法
3 全還流状態
4 最適還流比の計算法
5 操作線の作図法
6 理論段数の作図法
(3) 単蒸留の計算法
1 レイリーの式
2 単蒸留の計算法
Ⅲ 蒸留塔の設計方法
(1) 棚段塔の構造塔内は矛盾した流れ
(2) 棚段塔の挙動フラッディング限界
(3) 充填塔の構造
(4) 充填塔の挙動フラッディング限界
(5) 棚段塔、充填塔のフラッディングポイントの決定法
(6) 充填塔の圧力損失の決定法
(7) 飛沫同伴の操作範囲・蒸留効率に及ぼす影響最近の米国学会での研究発表の内容
(8) 蒸留塔の塔効率、HETP の決定
(9) 設計上の最重要ポイント10項目と指針ならびに留意点
(10) 塔形式の選定基準
Ⅳ 最新の蒸留技術
(1) 最近の省エネ蒸留技術
1 蒸気再圧縮法
2 塔分割型蒸留塔
3 内部熱交換型蒸留塔HiDIC原理、塔内流量、パイロットの試験結果
(2) 最新の蒸留装置
1 新型棚段(トレイ)
2 新型充填物(パッキング)
Ⅴ 蒸留塔の不具合、故障、破損と診断技術
(1) 充填塔の偏流による不具合
(2) 蒸留塔の振動による破損
(3) 診断技術:ガンマスキャン
Ⅵ 蒸留プロセスおよび蒸留装置の開発方法
(1) 蒸留プロセスの開発
(2) 蒸留装置の開発
1 蒸留塔用の空気―水系シミュレーター
2 蒸留塔のパイロットプラント