ナノサイズの空間を化学する:多孔性金属錯体(MOF)の開発と応用

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セミナー概要
略称
多孔性金属錯体
セミナーNo.
cmc200203
開催日時
2020年02月04日(火) 13:30~16:30
主催
(株)シーエムシー・リサーチ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  50,600円 (本体価格:46,000円)
会員:  45,100円 (本体価格:41,000円)
学生:  50,600円 (本体価格:46,000円)
価格関連備考
1名につき50,600円(税込)※資料代含

メール会員登録者は、45,100円(税込)
★ 【メール会員特典】2名以上同時申込で申込者全員メール会員登録をしていただいた場合、2人目は無料です(1名価格で2名まで参加可能)。また、3名目以降は会員価格の半額です。
★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・ 化学や高分子材料の研究者、技術者で新規ナノ空間技術に興味のある方(企業の研究所の研究者で、新しい手法を学びたいと考えている方)
習得できる知識
・ 多孔性金属錯体(MOF)の合成手法とその特徴
・ MOFを用いた吸着剤や分離剤への応用、機能性材料の創製(特に高分子材料)
趣旨
最近、ゼオライトや活性炭に代わる新たな多孔性材料として、有機配位子と金属イオンとの自己集合反応によって合成される金属―有機構造体(MOF)が注目を集めている。この材料が有する規則性空間は、配位子と金属イオンとの様々な組み合わせにより、そのサイズや形状、表面状態を合理的に設計できる。本講演ではこのナノ空間材料の合成や特徴を述べ、吸着剤や反応場としての応用についても今後の見通しも含め解説する。特に、新規高分子材料創製の場として利用した際に、高分子の一次構造(分子量、立体規則性、反応位置など)や集積状態(粒子化、配向化、アロイ化)を精密に制御できることや、高分子中のわずかな構造の違い(末端基、トポロジーなど)を認識して分離を可能にする技術について詳細に述べる。
プログラム
1. ナノ空間材料とは
 1.1 従来型ナノ空間材料(ゼオライトや活性炭)
 1.2 次世代型ナノ空間材料としての金属―有機構造体(MOF)
 1.3 MOFの特徴
 1.4 MOFの歴史と広がり
 1.5 他の分子性ナノ空間材料(COFや多孔性有機ケージ)

2. MOFの一般的性質と企業開発
 2.1 MOFの耐性、安全性、価格
 2.2 特許出願数推移
 2.3 企業開発状況

3. MOFの設計・合成法
 3.1 基本的な合成法
 3.2 様々な合成法
 3.3 材料評価法

4. ガス貯蔵と分離
 4.1 ガスの有用性
 4.2 一般的なガス貯蔵と分離法
 4.3 MOFを使った貯蔵・分離
 4.4 MOFによるガス吸蔵・分離

5. MOFの様々な機能
 5.1 蛍光性MOF
 5.2 磁性MOF
 5.3 導電性MOF
 5.4 イオン伝導性MOF
 5.5 バイオ応用
 5.6 結晶スポンジ
 5.7 MOF触媒

6. 多孔性金属錯体による高分子材料創製
 6.1 高分子とは
 6.2 一般的な高分子合成と生産
 6.3 多孔性錯体を反応場とする有用性
 6.4 分子量制御
 6.5 立体規則性制御
 6.6 反応位置制御
 6.7 配向制御
 6.8 ブレンド・アロイ化
 6.9 ナノ複合体形成
 6.10 高分子の精密認識・分離
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