電子機器のEMCの基礎とノイズ対策の勘所

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セミナー概要
略称
EMC
セミナーNo.
cmc200509
開催日時
2020年05月21日(木) 10:30~16:30
主催
(株)シーエムシー・リサーチ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
ちよだプラットフォームスクウェア ミーティングルーム B1F
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
1名につき 49,500円(税込)※ 資料・昼食付

メール会員登録者は 44,000円(税込)
 ★ 【メール会員特典】2名以上同時申込で申込者全員メール会員登録をしていただいた場合、2人目は無料です(1名価格で2名まで参加可能)。また、3名目以降は会員価格の半額です。※ 他の割引と併用はできません。
 ★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・電子機器開発の経験が浅く、基礎的なことからマスターしたい方
・電子機器開発、EMC設計・対策について、ある程度の経験はあるが、全体を整理して理解したい方
・EMC設計・対策に携わっているが、なかなか思うようにいかないと感じている方など
習得できる知識
・電子機器のEMC関連の基礎知識、基本メカニズム
・EMC対策設計の基本的な考え方と要点
・機器個別に対応した回路実装設計の実際的手法
・EMC関連において、見落としやすいポイントの理解
趣旨
 電子機器のノイズ問題に対して、電磁界解析や実験などで得られた対策手法、ノウハウ、ルールなどが蓄積されてきています。それでも、出荷段階でEMC規格をクリヤできず、苦しむこともあります。この中には、以前は効果があったのに、今回は思うようにいかなかったということもあります。
 このような事態にならないためには、ノイズ問題のメカニズムをきちんと理解し、機器個別に対応した設計を行う必要があります。
 本講座では、始めに、基礎編として一般論を整理します。次に、実際編として、応用が効くように回路実装設計における重要なポイント、及び、見落としやすいことなどを重点に、わかりやすく解説します。
プログラム
1.電子機器のEMC問題と規格の概要
 1)電子機器から見たEMC問題
 2)EMC規格の構成
 3)EMI(エミッション)規格の概要
 4)EMS(イミュニティ)規格の概要
 5)EMC規格 クリヤが難しい規格は?

2.EMC対策 3つの基本的な考え方
 1)全方位、全周波数領域で配慮 -もぐらたたきにならないために
 2)エネルギーの流れ:ノイズ発生の上流側で配慮-効果的な対策のために
 3)機器開発のステップ:開発工程の上流で配慮-開発コスト、期間の最小化のために
 閑話休題:EMI(エミッション)対策とEMS(イミュニティ)対策は共通で考えられるか

3.EMC対策の中心はプリント基板の回路実装設計
 1)なぜ、プリント基板の回路実装設計が重要なのか
 2)プリント基板で起きる3つのノイズ -SI、PI、EMI
 3)最も厄介なEMIノイズ 発生源で対策するのが基本
 4)ノイズ対策の階層と考え方

4.前準備:回路実装設計のために必要な電磁気・伝送回路の基礎
 1)回路実装設計のために必要な理論
 2)回路図を見て思いこまないために
 3)デジタル回路特有の電磁界
 4)分布定数回路の振舞い
 5)意図せずアンテナになってしまうもの -アンテナモデルと放射

5.基礎編:回路実装設計にとって必須となる8つの基本ルール
 1)電子回路を構成する3要素
 2)デバイスの選択と実装設計
 閑話休題:車載マイコンは、どこまで、EMCへ配慮がされているか
 3)配線への配慮
 4)グラウンド系の強化閑話休題:悩ましいグラウンド設計

6.実際編:機器実装設計における留意点
 1)プリント基板周辺の金属板の影響
 2)接続ケーブルの影響

7.実際編:基本ルールはどこまで有効か-実験基板による基本ルールの検証
 1)実験基板とパラメータ
 2)パラメータの影響分析
  a)デバイスの影響
  b)層構成の影響
  c)電源層分割の影響
  d)ビアの影響
 3)パラメータの影響のまとめ

8.実際編:万能ではない基本ルール その限界と留意点
 1)基本ルールの限界
 2)放射特性を決めるメカニズム
 3)知っておきたい基本ルールの意義と留意点

9.まとめ
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