2020年09月02日(水)
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量子計算機に対して「何かしら」を知りたい方、量子計算という概念は何故、誕生したのか知りたい方、量子計算機で「何かをしてみたい」と思っている方、量子計算機に対して少しでも疑念を持っている方
量子計算の歴史、計算機で出来ること、出来ないこと、量子計算の構造、量子計算機の実機開発の現状と問題点
最近、ニュース等でも聞くことの多くなってきた量子計算機に対して、従来型の計算機と「一体、何が違うのか?」という視点で語られることが多いと思いますが、その計算原理の詳細には立ち入らないことにします。その上で、一体、現在、何が起こっているのか?という現状とボトルネックとして何があるかをお話しします。また、新しい計算機が出来たら、どんなことがしたいのか?それを皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
1 計算とは何だろうか?
1.1 日常生活と計算
1.2 チューリングの提唱した計算機の概念
1.3 フォン・ノイマンと計算機
2 計算でしたいこととは何だろうか?計算社会学?
2.1 現代流? 計算機の使い方
2.2 巨大・高速計算機の現状
2.3 計算の速度と精度と需要
3 量子計算の歴史
3.1 計算機の物理学
3.2 ホイラーの提唱した「It from Bit」
3.3 ホイラー・スクールと量子計算前夜
3.4 ドイチェの提唱した計算機の概念
4 量子計算機は普通の計算機と同じところと違うところ
4.1 計算機のブラックボックス化
4.2 デジタル計算とアナログ計算
4.3 量子計算における共通点と差異
5 計算量と計算時間の関係性
5.1 計算量理論入門:「効率良く計算する」とは?
5.2 計算量の高速性と実測計算時間の高速性
6 「みんなで作る量子計算機」の未来に向けて
6.1 量子計算機システム開発の階層性
6.2 ハードウェア開発の現場と日常
7 学問としての「量子計算機」の可能性
7.1 「量子計算機工学」の創発?
7.2 計算の限界とは何だろうか?