非会員:
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学生:
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振動問題というと、真っ先に共振のことを考えるかたが多いのではないでしょうか?それくらい共振は あちこちで問題を引き起こしています。
本テキストでは、技術的に共振を判別するための理論と、どのようにしたら技術的に正しく共振を測定できるかについて、実務的見地からわかりやすく解説しています。このとき測定対象物に非線形性が強いと理論に裏付けされた測定データを取得できません。換言すると、再現性のある測定データが取得できず、どのデータが技術的に合っているのか判断できず困難な状況に追い込まれてしまいます。
このようなときどのようにすればよいのかについても20年以上のこの分野の技術コンサルタント実績に基づいた技術ノウハウをわかりやすく解説致します。
また、共振対策として有効な動吸振器についての簡易的設計方法と最適設計理論による設計方法を解説し、動吸振器設計のためのコンピュータ・シミュレーションについてもデモを行い、多くの実例をご紹介しながら、実務にどのように役立てて応用すればよいかイメージできるようにわかりやすく解説致します。
セミナーの最後に約10分間ほど、基本的にパソコン上にどのような測定器(標準仕様~特殊仕様)でも作成でき、実行ファイルにすることができるLabVIEW(ラボビュー)というソフトをご紹介し、講師の経験に基づく有効活用法、成果の出し方などのノウハウについても解説致します。
本セミナーを受講すれば、自分が今まで思ってもいなかった実にさまざまな振動低減に振動吸収装置としての動吸振器が活用できるということが理解でき、まさに目からうろこだと思います。
特に振動問題で困っておられる方々には必要不可欠の内容になっています。
計算例題がありますので、関数電卓をご持参下さい。
1.固有振動数とは? 共振とは?
百聞は一見にしかず! -ビデオを使用して分かりやすく解説-
固有振動数、共振について、短刀直入なワンポイント解説を致します!
2.振動の基本について
2-1 波についての基本用語についての基本的な解説
2-2 波と表す数式についての基本的な解説
3.卓越振動数と固有振動数の違い
卓越振動数は耳慣れない言葉かもしれませんが、振動においては
大変重要な概念です
4.技術的に正しい固有振動数の求め方
-周波数応答関数から-
4-1 まずは理論的に考えてみよう!
運動方程式をラプラス変換してからフーリエ変換してみよう!
(ラプラス変換とフーリエ変換についても分かりやすく解説
します)
4-2 周波数応答関数とその計測システム
4-3 上記から得られるゲインとフェーズを理解しやすくするために
図にしてみよう!
4-4 周波数応答関数を測定するためにインパルスハンマーも使用
するが、
「ハンマーで叩いて加振」なんていう方法でいいのだろうか?
4-5 加振器(Exciter)による振動試験とは?
4-6 同時多点振動計測とは?
4-7 自動車ボディーの周波数応答関数の計測システムの例
4-8 実際の周波数応答関数の測定データから共振周波数であるか
ないかを検証してみよう!
コヒーレンス関数とは?
4-9 周波数応答関数にはいろいろな種類がある
5.振動吸収装置としての動吸振器 〈ダイナミックダンパー〉
5-1 動吸振器とは?
5-2 ラフな動吸振器の設計と問題点
5-3 最適設計法による動吸振器
5-4 動吸振器の設計シミュレーションソフト(当社オリジナル)で
動吸振器を設計してみよう!(講師のみが実施)
5-5 動吸振器の各種実例
5-6 現場での動吸振器のチューニングしやすくするための設計
とは?
5-7 すぐに役立つ実用振動設計の計算のしかた
5-8 すぐに役立つ実用振動設計の計算例
( 問題と解答、電卓をご持参下さい )
6.LabVIEW(ラボビュー、パソコン上に測定器を作成するソフト)と
LabVIEWを使用した手っ取り早い成果の出し方のノウハウ
6-1 LabVIEWとは?
6-2 LabVIEWの手っ取り早い活用のしかたと成果の出し方を
解説(講師のみが実演)
6-3 LabVIEWの評価版の無料入手方法
7.質疑応答