このセミナーは技術ノウハウのかたまりです!この技術ノウハウのかたまりをわかりやすく解説致します!

FFTによる振動・騒音の解析技術と問題解決のためのFFTの適用のしかたについての技術ノウハウ

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セミナー概要
略称
FFT
セミナーNo.
it160802
開催日時
2016年08月24日(水) 10:30~16:30
主催
(有)アイトップ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
青山DFビル 5階 青山セントラル セミナー会場
価格
非会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
学生:  39,600円 (本体価格:36,000円)
価格関連備考
38,880円/1人(税・テキスト含む、昼食代は含みません)
定員
10人
講座の内容
趣旨
 この分野のセミナーの技術講師をすでに20年以上担当させて頂いておりますが、このセミナーの冒頭で受講者に「FFT (高速フーリエ変換器) を技術的に正しく使いこなしていますか?」と質問しますと、ほとんどの受講者が自信が無いと答えます。
 実はFFTは大変取り扱いが難しい測定器で、技術的に正しく使いこなさないと間違った解析結果を出してしまいます。解析結果が間違っていては、到底振動・騒音対策までたどり着けません。
 FFTを技術的に正しく使いこなすには、理論だけでなく実践的な観点からのディジタル信号処理と呼ばれる技術を習得しなくてはなりません。
 例えば、実時間のオクターブ分析器やFFTなどの周波数分析機器などを使いこなすには、フィルタ技術などについてのディジタル信号処理技術についての知識が必要不可欠です。固有振動数などを技術的に正しく測定すためにもこの技術が必要になります。この他にもいろいろなところで、この技術が必要になります。
 ディジタル信号処理技術は大変難解です。この分野はどちらかというと特殊な分野になりますので、大学や大学院の授業ででこの分野を勉強された方は少ないのではないかと思います。
 また、機械やプラントなどの制御技術分野でもPID(比例・積分・微分)制御などの分野では、時間領域(時間を変数とする領域)ではなく周波数領域(周波数を変数とする領域)で入出力関係を表します。伝達関数や周波数応答関数はその良い例です。
 このあたりの技術を理解するためにも、学問のためのディジタル信号処理技術でなく、実務エンジニアのための実践的なディジタル信号処理技術が必要不可欠になります。
 本セミナーでは、上記技術を実務エンジニアリングの立場から実務エンジニアのために大変わかりやすく解説致します。
プログラム
1.アナログフィルタとは?
  1-1 理想的なフィルタ    
  1-2 現実のフィルタ    
  1-3 バンドパスフィルタ(BPF)    
  1-4 ローパスフィルタ(LPF)    
  1-5 ハイパスフィルタ(HPF)    
  1-6 (1/1)リアルタイムオクターブ分析とは?
    -リアルタイムとは?
  1-7 1/3リアルタイムオクターブ分析とは?    
  1-8 1/24リアルタイムオクターブ分析とは?    
  1-9 オールパスとは?    
  1-10 オーバーオールとは?    
  1-11 1/1、1/3リアルタイムオクターブ分析器を操作してみよう!
    (講師のみ)

2.ディジタルフィルタとは?
  2-1 ディジタルフィルタとは? 
    アナログフィルターとどこな違うのか?
    使い方はアナログフィルタと違うのか?
  2-2 ディジタルフィルタに必要になるZ変換とは? 
    Z具体的に何をやっているのが?
  2-3 サンプリング定理とは? 実務における重要性とは?
  2-4 折り返しひずみとは? 
    アンチ・エイリアシングフィルタとは?   
  2-5 FIRフィルタとは? FIRフィルタの特徴は?   
  2-6 IIRフィルタとは? IIRフィルタの特徴とは?

3.フーリエ級数とは?
  3-1 フーリエ級数における直流成分とは?交流成分とは?
  3-2 フーリエ級数では周波数はなぜ正の整数倍でなくてはなら
    ないのか?

4.フーリエ変換とは?
  4-1 フーリエ変換の公式がやっていることを言葉で説明すると? 
  4-2 高速フーリエ変換(DFT)とは? 
  4-3 離散フーリエ変換(FFT)とは?

5.FFTアナライザとは?
  5-1 非周期的な振動・騒音の解析にも使用できるのか?
  5-2 騒音解析によく使用するウィンドウとは? 
  5-2 振動解析によく使用するウィンドウとは? 
  5-3 ウィンドウの役割を整理 
  5-4 アベレージング回数の決め方とは?
  5-5 フーリエスペクトルとパワースペクトルの違いは?
  5-6 パワースペクトル密度(PSD)とは?
  5-7 周波数分解能と時間分解能
  5-8 FFTのオーバーオール値と騒音計や振動計の測定値は
    同じか、それとも違うのか?

6.時間-周波数分析の代表であるウェーブレット解析の効力と
 活用法とは?
  6-1 時間-周波数分析とは?
     -通常の周波数分析とどこが違うのか?-
     -どのようなメリットがあるのか?-
  6-2 ウェーブレット解析とは?
  6-3 ウェーブレット解析の活用法とは?
  6-4 振動のウェーブレット解析データから共振しているか、して   
    いないかを判別する方法はあるのだろうか?

7.FFT分析器の活用事例(数例を解説)
   -FFT分析器でこんなこともわかるんだ!-

8.LabVIEW (ラボビュー、計測器作成ソフト)の活用による大きな
  メリットとは?
    本セミナー受講者に、LabVIEW を使用して最初から
    社内にて成果を出す方法を解説!
  8-1 LabVIEW とは?
  8-2 Matlabと対比されることがあるが、両者の特徴は?
  8-3 LabVIEW を使用するメリット
  8-4 トータルコスト削減、時間短縮、標準的な測定器だけでなく
    カスタム測定器も製作できる!
  8-5 実際に LabVIEW を使用して振動解析をしてみよう!
    (講師のみが実施)

9.質疑応答
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